NO JUVE, NO LIFE!!

- FINO ALLA FINE - ユベントス関係のニュース記事を扱うサイト

コッパ・イタリア決勝での敗戦にネドベド副会長が大立ち回りを演じ、チーム内に不穏な空気が漂う

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、コッパ・イタリア決勝後にネドベド副会長が「一部ベテラン選手の姿勢」や「アッレグリ監督が採用した戦術」をドレッシング・ルームで糾弾したとのことです。

 “反アッレグリとして立ち回ったネドベド副会長” が役職に留まったままなのですから今後も火種を抱え続けることになるでしょう。

 また、“責任を取らない立場の人物” の口出しを容認することはガバナンス上の問題として対処しなければならないはずです。

PR

 

 ガゼッタ紙によりますと、ネドベド副会長は延長戦の末にコッパ・イタリア決勝で敗れたチームに対し、以下の2点で批判したとのこと。

  1. (一部のベテラン勢など)選手たちの姿勢
  2. アッレグリ監督の戦術選択

 ヴラホビッチ選手のゴールで逆転した後に「守備固めへの切り替えが早すぎ」との批判は間違いではありません。

 ただ、問題は「そのような批判をする資格はネドベド副会長には存在しない」という点です。「不満分子と化した副会長」を役職に留めておくことはマイナスでしかありません。

 “クラブの足を引っ張る存在” なのですから、経営陣が対処すべき問題と言わざるを得ないでしょう。

 

 まず、ネドベド副会長は『反アッレグリ』です。2019年夏にパラティーチ CFO (当時)と結託して “クーデター” を起こした人物であり、これが今回の根源にあります。

 ところが、クーデターは成績不振で失敗。当時の経営陣が指名したサッリ監督とピルロ監督は1年で解任される結果となり、パラティーチ CFO は職を追われました。

 しかし、アニェッリ会長と “親しい友人” であるネドベド副会長はクラブに残留。発言力は低下していたものの、クラブとして10年ぶりに無冠となったことを受けて『アッレグリ批判』を再開したのでしょう。

 ネドベド副会長が「アッレグリの戦術批判」をするのは自由ですが、それなら「ネドベド副会長が支持する戦術を採るも内容や成績が伴わなかったサッリやピルロを擁護」してマスコミの批判から矢面に立ち続けていなければ説得力はありません。

 「サッカー選手としての実績」と「副会長としての職務遂行能力」は全くの別物です。“クラブ内政治に注力するネドベド氏” を副会長に留めたままにすることはガバナンス的な火種となるでしょう。

 

 “被害担当艦を引き受けることを拒む副会長” が『(1度は自身らが追い出すも今季から)復帰した犬猿の仲の指揮官』を成績不振を理由にクラブ内で糾弾したのです。クラブ上層部がどこから着手すべきかは改めて言及するまでもないことです。

 後任には「ジョルジョ・キエッリーニ副会長”」も選択肢になり得るのです。アニェッリ会長が必要な決断を速やかに下すべきでしょう。