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アニェッリ会長が取締役会に自身の進退伺を提出?

 メディアセット』によりますと、ユベントスのアニェッリ会長が自らの進退を取締役会に委ねたとのことです。10月末には株主総会がありますし、トップとしての責任が問われることは避けられないでしょう。

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 アニェッリ会長が『自らの進退伺』を取締役会に問うた理由は「10月末にユベントスの株主総会が行われるから」でしょう。

 今年はカタールW杯の関係でチャンピオンズリーグの第5節ベンフィカ戦が10月25日に行われ、第6節 PSG 戦は11月2日に開催されます。つまり、「株主総会前の『チャンピオンズリーグ敗退』も起こり得る」のです。

 この場合、アニェッリ会長の責任が問われることは火を見るよりも明らかです。『拡大路線』に舵を切り、不味い人選でクラブを苦境に追い込んだ責任は会長にあるからです。

 それを緩和するには「取締役会に自身の進退を伺ったが “メンバーは” 『続投』を支持した」と取締役会のメンバーを巻き込むしかありません。だから、このタイミングで取締役会に進退伺が出される事態になっているのです。

 

 出直しが不可避となっているユベントスですが、そのためには以下の3名と袂を分かつ必要があります。

  • ネドベド副会長:
    • 『反アッレグリ』の急先鋒
    • アッレグリの後任として招聘したサッリ(やピルロ)が成績不振で批判された際に矢面に立たず
  • アッレグリ監督:
    • 選手に “丸投げ” をする『自身の戦術』が時代遅れになり、若手有望株が例外なく伸び悩む
    • 『チームの成績』が年俸に見合わず
  • ボヌッチ選手:
    • プレーで引っ張れず、精神的支柱にもなれず
    • 推定年俸650万ユーロの不良債権と化す

 ネドベドとボヌッチの両名は『反アッレグリ』で共同戦線を張ることは可能でしょう。

 しかし、ポスト・アッレグリとなった際に両者が反目することは確定的です。サッリ監督が成績不振などで批判された際に両者とも矢面に立たず保身に走った過去があるからです。

 反論に窮する批判を浴びせられるとクラブの影に隠れてやり過ごそうとする “姑息なリーダー” を放置していることが問題なのです。残留を許すにしても『最低限の責任』を取らせなければ、チームとして機能することはないでしょう。

 

 『アッレグリに託した4年間での経営再建計画』は暗礁に乗り上げてしまいましたし、「アッレグリ監督だけを追い出しても好転しない」ことが現実です。再建計画の練り直しから始める必要があると思われます。