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エルカン会長:「ユベントスの取締役会はクラブのことを考えて行動した。アッレグリは監督の座に留まる」

 ユベントスの親会社である Exor のエルカン会長がユベントスの新たな取締役やアッレグリ監督に関するコメントを述べたと『スカイ・イタリア』が報じていましたので紹介いたします。

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ジョン・エルカン会長:
「ユベントス取締役会の辞任はクラブを最優先に考えての責任ある行動です。

 1月に発足する新たな取締役会はジャンルカ・フェレーロ会長を中心に技術や法律の高い専門性を持った人物で構成される予定です。彼らはテーブルの上にある法律および企業の問題に対処し、解決する任務を担います。

 私はクラブが常に正しく行動してきたことを証明できると確信しています。

 マウリツィオ・スカルヴィーノは働いてきた企業で確かな経営手腕を発揮しました。メディアやデジタル分野での経験を活かし、世界最強ブランドの1つであるユベントスを発展させてくれるでしょう。

 マッシミリアーノ・アッレグリはユベントスのスポーツ分野の中心であり続けます。アッレグリを筆頭にチーム全体が最近では能力を発揮しているようにピッチでの目標を高く掲げて勝ち続けることを期待しています」

 




 

 イタリア現地2022年11月29日時点でのユベントスの上層部は以下の顔ぶれです。

表: ユベントス経営陣の変遷
会長 CEO GM 監督
17/18 アニェッリ マロッタ アッレグリ
18/19 マロッタ
(※ 途中退任)
パラティチ
(SD)
19/20 パラティチ
(Chief Football Officer)
サッリ
20/21 ピルロ
21/22 アリヴァベーネ ケルビーニ
(SD)
アッレグリ
22/23
フェレーロ
【税務・監査】
スカナヴィーノ
【メディア経営】

 アリヴァベーネ CEO はスカナヴィーノ GM への引き継ぎ完了を持って退任。取締役会は “一新” が有力視されています。

 一方で(進退伺を出したガゼッタ紙などが報じた)アッレグリ監督とケルビーニ SD は残留の見通しです。

 新経営陣は『現場との橋渡し役』が実績を残す上で必要不可欠ですし、“現在の” ユベントスで橋渡し役を担えるのはアッレグリ監督とケルビーニ SD の2人だけです。だから、慰留されたのでしょう。

 

 クラブ経営陣が不在の現状で監督を解任してしまうと後任人事で苦労することは避けられません。『続投』なら「当初の計画に沿った行動」は維持できるため、現場の体制は今シーズン終了時まで手を付けないことは妥当と思われます。

 『監督や SD の仕事』を評価する職責を担う取締役が見当たらないため、この人選が再建に向けた鍵を握ることになるでしょう。誰に白羽の矢が立つのかに注目です。