『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、セリエA昇格組のモンツァがユベントスからロヴェッラ選手を期限付き移籍で獲得するために動いているとのことです。交渉成立は出場機会次第と言えるでしょう。
イタリアの元首相であるベルルスコーニ会長が率いるモンツァはガッリアーニ CEO の下で「主力選手の総入れ替え」と言って良いほどの大量補強を行なっています。
中盤ではセンシ選手とペッシーナ選手を期限付き移籍で獲得しているため、ロヴェッラ選手も獲得することができれば「セリエAでの実績がある3選手での中盤の構成」が可能になります。
それによって『セリエA残留』へと近づく訳ですから、獲得に向けたオファーを行うことは驚きとは言えないでしょう。
ロヴェッラ選手のユベントスでの立ち位置は『レジスタの控え』です。
左インサイド | レジスタ | 右インサイド | |
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主力 | ポグバ | ロカテッリ | |
横一線 (準主力) |
X | ザカリア マッケニー ミレッティ |
|
控え | ラビオ? (マッケニー) ファジョーリ |
ロヴェッラ アルトゥール? |
X |
ユベントスの中盤 MF 陣はポグバ選手が「序列1位」で『左インサイドハーフ』を指定席として確保。序列2位に付けるロカテッリ選手はアッレグリ監督が『レジスタ』に配置していることが実情です。
また、ユベントスがパレデス選手(PSG)の獲得に興味を示していることは無視できません。
“レジスタの主力選手” を獲得すれば、ロカテッリ選手は「インサイドハーフおよび代役レジスタ」に役割が変更されることになります。ロヴェッラ選手にとっては出場機会の喪失になる訳ですから移籍交渉が具体化することは不思議ではないでしょう。
モンツァにはフィリッポ・ラノッキア選手が期限付き移籍で加入済みであり、ポジションが重複するロヴェッラ選手を送り込むことをユベントスがどう評価するのかにも注目です。