『ガゼッタ・デッロ・スポルト』や『スカイ・イタリア』によりますと、ユベントスが今夏の移籍市場で重要視していたディ・マリア選手からオファーに対する前向きな返答を得たとのことです。“ラストワンマイル” と言えるでしょう。
ユベントスは「CF のヴラホビッチ選手のアシストが可能」で「今季前半戦での復帰が待たれるキエーザ選手の穴埋めも可能」な “短期間の契約で済む即戦力のウィンガー” を要求していました。
希望条件に合致する選手が移籍市場に出ていることは稀であったものの、今夏は PSG との現行契約が満了するディ・マリア選手が条件を満たす幸運が訪れました。
ただ、1年契約を求める選手側に対し、成長令の適用による税制優遇措置を使いたいユベントスは2年契約を打診。最終的に『ディ・マリア選手の希望する年俸と契約期間』を提示して返答を待っている状態でした。
「返答がなければ撤退」となったのですが、今週の週明けにイタリアの各メディアが「選手側から前向きの返答があった」と一斉に報道しています。したがって、今後は「加入が前提での詰めの交渉が行われることになる」と予想されます。
ディ・マリア選手が『ユベントスからの提示』に反応した理由は「他に具体的で好条件のオファーがなかったからでしょう。
- ユベントスの提示よりも好条件+選手の家族が居住を希望する国
- ユベントスの提示条件
- ユベントスの提示を下回る内容(≒母国復帰)
- 無所属
カタールW杯でアルゼンチン代表として有終の美を飾るためにディ・マリア選手は「ヨーロッパでのプレー」を希望しています。ただ、具体的な獲得オファーを提示したクラブがユベントス “だけ” と報じられる状況になっていました。
バルセロナは財政面での問題で「フリーでの加入が濃厚とされるケシエ選手やクリステンセン選手の登録が完了していない」のです。
ユベントスに撤退されると「契約条件の悪化」が現実味を帯びるため、前向きな返答で交渉を進める形になったと考えられます。
ディ・マリア選手の獲得交渉がどのような結末を迎えるのかに注目です。