『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ディ・マリア選手の獲得に力を入れているユベントスが「撤退」も視野に入れ始めているとのことです。“1年契約を希望する選手” からの返答を待ち続けることはできないため、止むを得ない動きと言えるでしょう。
キエーザ選手が 2022/23 シーズン前半戦での復帰予定となっているユベントスは「短期間で結果を残せる実力者」を短期間の契約で雇用することを望んでいます。
条件に合致するディ・マリア選手が今夏で PSG との現行契約が満了するため、ユベントスは『ディ・マリア選手が希望する契約期間と年俸』でのオファーを提示。しかし、選手側からの返答が得られずに交渉は停滞している状況です。
そのため、獲得競争からの撤退が報じられるのは致し方のないことと言えるでしょう。
今季のセリエAは8月13日(土)に開幕し、8月だけで4試合が組まれています。カタールW杯による中断が11月中旬から始まるため、“1年契約を希望する選手” のためにチーム補強の動きをストップさせることはできないのです。
ディ・マリア選手を「ラストピース」として扱っているのであれば、選手側からの返答を辛抱強く待つべきです。
しかし、ユベントスの補強戦略は「ディ・マリア選手を獲得した後で FW 陣の編成を微調整する」と見受けられます。計画していた補強戦略が初期の段階で躓くのですから、回答期限を区切ったり、撤退が現実味を帯びるのは自然なことです。
ユベントスのフロント陣がディ・マリア選手の獲得に失敗した場合の『プランB』を手際良く準備することができていたのかにも注目です。