『トゥット・スポルト』によりますと、ユベントスが契約延長を希望するデ・リフト選手にプレミア勢が関心を示しているとのことです。名前が出ているチェルシーやリバプールには引き抜きを実現する資金力があるため、選手の意向次第と言えるでしょう。
デ・リフト選手とユベントスの現行契約は2024年夏まで。ただ、今夏から契約解除条項が有効になると見られていることもあり、ユベントスは契約延長をすることで「今夏での退団」を防ごうとしています。
年齢 | 現行契約 | 新契約? | |||
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年俸 | 特筆事項 | 年俸 | 特筆事項 | ||
2022年夏 | 23歳 | €8m (推定) |
解除条項 (€120m) |
€8m (推定) |
解除条項 (€120m) |
2023年夏 | 24歳 | 解除条項? | |||
2024年夏 | 25歳 | 契約満了 | |||
2025年夏 | 26歳 | ー | ー | ||
2026年夏 | 27歳 | ー | ー | 契約満了 |
現状では契約延長に至らなくても “新型コロナによる入場制限で経営面にダメージを受けたビッグクラブ” が「1億2000万ユーロと言われるデ・リフト選手の契約解除金」を捻出することは困難と思われていました。
しかし、プレミア勢はイギリス政府が新型コロナ対策による入場制限を最も早く撤廃。クラブの収益力を回復させ、コロナ前の資金力を取り戻しつつあります。この状況はユベントスにとって好ましくありません。
トゥット紙が具体名を出した中での本命はチェルシーでしょう。
契約満了でチームを離れた CB の穴を埋める即戦力が必要であり、ウクライナ騒乱によるオーナー交代をプラスに印象付けるための新戦力獲得も求められる状況に置かれています。
デ・リフト選手にラブコールを送る動機と獲得を可能にする資金力がチェルシーにはあるのです。選手が「チェルシー加入」に魅力を感じるのであれば、今夏の移籍は実現したも同然です。
対抗と目されるリバプールには「ファンダイク選手とコンビを組める」というアピールポイントがありますが、CB にはコナテ選手などデ・リフト選手と同年代の選手がいます。大金を費やして “今夏に” デ・リフト選手の獲得を決める必要性が少ないことは否定できません。
したがって、デ・リフト選手がリバプール行きを希望するのであれば来夏以降が現実的と言えるでしょう。
ユベントスは今夏にデ・リフト選手がチームを離れることになると CB の即戦力を急遽補強しなければならなくなります。補強市場で本格的な動き出すであろうチェルシーの動向に注目です。