フランスの『レキップ』によりますと、ラビオ選手が今夏でのユベントス退団に向けて動いているとのことです。契約は残り1年であることに加え、ガゼッタのスキーラ記者も獲得オファーの存在を報じていることから退団の割合が増しているのでしょう。
ラビオ選手は1995年4月生まれの27歳。PSG 下部組織出身で2019年夏にフリーでユベントスに加入し、2023年夏までの4年契約を締結しました。
現行契約が残り1年となっており、クラブが今夏で「契約延長」か「売却」を考えるのは自然なことです。また、ガゼッタ紙のスキーラ記者も「プレミア勢からの公式オファーが来る見通し」とツイートしています。
A official bid from #PremierLeague is coming to #Juventus for Adrien #Rabiot. Juve ask €15M to sell the french midfielder. #transfers https://t.co/FnOr4OnblG
— Nicolò Schira (@NicoSchira) 2022年6月20日
ラビオ選手を取り巻く環境を考えると、「今夏での移籍」を決断したとしても不思議ではないでしょう。
一般的には「W杯が行われる直前に所属チームを変えることはリスキー」です。しかし、ラビオ選手の場合は事情が違います。
- 加入目前のポグバ選手とポジションが重複
→ 出場機会の減少(=フランス代表入りに暗雲) - 来夏にフリーとなっても好条件が得られるとは限らず
“契約が残り1年を切った選手” と “チーム最高年俸での複数年契約で加入した選手” のポジションが重複するなら、後者が優先的に起用されるでしょう。
そのため、前者に該当するラビオ選手は「今夏での移籍」が現実に起こり得る事態となっているのです。
ユベントスがラビオ選手を売却不可と見なしているのであれば、残り1年となった契約の延長を打診したとの報道が出ていることでしょう。
27歳の選手に契約延長をオファーしていないのですから、移籍が起きる可能性は残されていると思われます。ラビオ選手の去就の行方に注目です。