NO JUVE, NO LIFE!!

- FINO ALLA FINE - ユベントス関係のニュース記事を扱うサイト

バイエルンが提示する移籍金次第ではデ・リフトの今季残留も起こり得る状況に

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、デ・リフト選手の移籍に関するユベントスとバイエルンのクラブ間交渉が停滞しているとのことです。バイエルンが移籍金の提示額を据え置く場合は「デ・リフト選手の残留」も起こり得ると指摘されています。

PR

 

 デ・リフト選手の移籍交渉に対するユベントスとバイエルンの立場は現状で下表のとおりです。

移籍金 立場・備考
1億2000万ユーロ
(※ 契約解除金)
JUV この額を払ってくれるのが理想
FCB 契約解除金を支払って引き抜くなら、サリハミジッチ SD がトリノに出向く必要はない
8000万ユーロ 2019年夏にバイエルンがリュカ・エルナンデス選手を獲得するために支払った移籍金
6000万
〜7000万ユーロ
JUV (今夏だと間違いなく)門前払いをする提示条件
FCB この額でデ・リフトを獲得することができれば理想

 ユベントスは「今夏にデ・リフト選手を放出して売却益を手にしなければならない」という状況ではありませんし、バイエルンも「今夏にデ・リフト選手を獲得しなければならない」という状況ではありません。

 だから、両チームともに交渉妥結のために “最初の譲歩” をする必要性が乏しく、交渉の停滞を招いてしまっているのです。

 

 今週中にクラブ間交渉が進展(または加速)するとの見方もメディアなどで出ていましたが、現状は膠着したままです。このままだと「時間切れによる交渉決裂」も現実味を帯び始めます。

 ユベントスはデ・リフト選手が退団した場合に “代替選手の獲得” が必要となるため、夏の移籍市場が開いているギリギリのタイミングまでオファーを待ち続けることは得策ではありません。

 「8月初旬までに『満足できる移籍金』の提示がない場合は『契約解除金の満額支払いによる移籍』のみを容認する」との立場を(代理人に)告げておくべきでしょう。

 

 デ・リフト選手は「時間切れによる交渉決裂」も起こり得る状況となったため、「来夏以降の移籍を見据えた契約解除金の引き下げを行っての契約延長」が再び言及される状況になりつつあります。

 デ・リフト選手の去就がどのような結末となるのかにも注目です。