『トゥット・スポルト』によりますと、ユベントスが2021年1月に保有権を獲得したロベッラ選手は U-21 で10番を託される主力選手ではあるものの 2022/23 シーズンの構想に入るかはアッレグリ監督の判断次第とのことです。

ロベッラ選手は2001年12月生まれの20歳。ジェノア下部組織出身の中盤 MF で2021年1月に「ポルタノーバ選手+ペトレッリ選手の交換トレード」でユベントスが保有権を獲得しています。
ただ、2021/22 シーズン終了時まではジェノアに期限付き移籍となっており、今季は20試合1376分のプレー時間を記録しました。
2022/23 シーズンからはユベントスに合流する予定だったのですが、チームを取り巻く状況が変わっていることがロベッラ選手への逆風にもなっています。
その理由は「ユベントスの中盤 MF 陣に余剰人員が発生しているから」です。
- 確定: ロカテッリ、ザカリア、(ポグバ)
- 売却可: ラビオ、マッケニー
- 売却希望: アルトゥール、ラムジー
- 若手有望株: ミレッティ、ファジョーリ、ロカテッリ
4-3-3 など中盤を3選手で構成するシステムを採用したとしても、中盤ボランチを本職とする選手は「6人」が上限になるでしょう。既に2枠が埋まっているユベントスはポグバ選手を獲得すると「中盤は残り3枠」です。
残された登録枠をラビオ選手やマッケニー選手など計6選手で争うことになるのですから、U-21 イタリア代表の10番であっても割って入ることは容易ではないと思われます。
ロベッラ選手は今季のジェノアで終盤戦はベンチを暖める時間が増えました。この事実を考えるとロベッラ選手の登録枠に入ることは簡単ではないでしょう。
ユベントスはロベッラ選手の期限付き移籍先を探すと予想されますが、その際の理想的候補はサッスオーロでしょう。フラッテージ選手のローマ移籍が噂されており、ボールが持てて機動力もあるロベッラ選手は後任になり得ます。
中盤 MF の若手有望株を全員残すことは困難であり、ユベントスの首脳陣がどの選手を残す決断をするのかに注目です。