『トゥット・スポルト』などによりますと、ユベントスが今夏でインテルとの現行契約が満了するペリシッチ選手にも興味を示しているとのことです。
狙いとしては「ディ・マリア選手と同じ役割」を期待してのものでしょう。現時点では「本命の補強候補ではない」と考えられます。

ペリシッチ選手は1989年2月生まれの33歳。インテルとの現行契約が今夏で満了するクロアチア代表のウィンガーです。
今季のセリエAでペリシッチ選手は34試合に出場して7得点7アシスト。契約延長がオファーされることは間違いないでしょう。
ただ、インテルは1月の移籍市場でゴセンス選手(27)を獲得しています。新契約の内容は「良くて現状維持」と考えられるため、チェルシーやユベントスなど “左サイドでのアタッカー” を求めるクラブが関心を示している状況です。
ユベントスが「ペリシッチ選手の獲得」に興味を示している理由は FW 陣の陣容です。
21/22 | 22/23 | 23/24 | 24/25 | |
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Morata (29) | €5m | |||
Dybala (28) | €7.3m | X | X | X |
Bernardeschi (28) | €4m | |||
Chiesa (24) | €5m | (€5m) | ||
Vlahovic (22) | €3.5m | €7m | €7m | €7m |
Kean (22) | €2.5m | €2.5m | * | |
Kaio Jorge (20) | €1.2m | €1.2m | €1.2m | €1.2m |
Pjaca (27) | (TOR) | (€2m) | ||
合計【FW】 | €29.5m | €17.7m |
2022/23 シーズンに主力として計算されているのは22歳のヴラホビッチ選手だけ。“30歳前後の中堅選手” が今夏で契約満了を迎えるため、中堅・ベテラン勢が FW に1人もいない状況は良いとは言えません。
キエーザ選手が 2022/23 シーズンの前半戦に復帰の予定ですが、それまでは即戦力選手を短期契約で確保できれば理想的です。だから、その特長を持つディ・マリア選手やペリシッチ選手が候補として名前が出ているのです。
「ディ・マリアとペリシッチの両選手を獲得してヴラホビッチ選手と3トップを組ませる」との狙いでないなら、どちらかの選手は短期契約で獲得するに値するでしょう。選手側の意向も影響しますが、ユベントスのフロント陣がどのような判断を下すのかに注目です。