セリエAよりも1足先にカンピオナートを終えたセリエBはレッチェとクレモネーゼがストレートでの昇格を決定付けました。ユベントスなど一部のクラブはクレモネーゼの昇格を密かに喜んでいることでしょう。
PR
セリエAの一部のクラブがクレモネーゼの昇格を喜んでいる理由は「若手有望株がチームの昇格に大きく貢献した」からです。
- ユベントスからの期限付き移籍
- MF: ファジョーリ(22歳・33試合:3得点7アシスト)
- FW: ザニマッキア(23歳・36試合:8得点6アシスト)
- アタランタからの期限付き移籍
- GK: カルネゼッキ(21歳・36試合)
- CB: オコリ(20歳・27試合:1アシスト)
- ナポリからの期限付き移籍
- MF: ガエターノ(22歳・35試合:7得点5アシスト)
“22歳前後の若手有望株” が5選手も主力としてチームを牽引しました。しかも、チームの昇格を成し遂げたペッキア監督は「2023年夏までの現行契約」を有しています。
上述の若手有望株を来季のトップチームに加えられないのであれば、ユーヴェだけでなくアタランタやナポリも「ペッキア監督のクレモネーゼでセリエAでの経験を積んで欲しい」と望むことでしょう。
水面下での打診はされていると思われます。
ユベントスとしては “Bチーム(= U-23)を率いた経験があるペッキア監督” ですから、「2019/20 シーズン時にBチームでプレーしていた面々の中から何選手かに白羽の矢を立ててくれれば理想的」と見ていることでしょう。
クラブが保有権を有する若手有望株の中からどの選手をチームに残し、どの選手を期限付き移籍でプレーさせるのかは重要な決断となります。ユベントスのフロント陣が今夏の移籍市場で良い決断を下せるのかに注目です。