バルセロナのチャビ監督がモラタ選手の獲得を熱望しており、冬の市場で移籍が実現する可能性があると『スカイ・イタリア』などが報じています。選手も希望するのであれば移籍はユベントス次第となるでしょう。
モラタ選手はアトレティコ・マドリードが保有権を持ち、ユベントスはアトレティコから「期限付き移籍」でモラタ選手を獲得している状況にあります。
期間は「今季(= 2021/22 シーズン)終了時まで」で、ユベントスはモラタ選手の買取オプションを有しています。ただ、その際には移籍金3500万ユーロを要するため、「ユベントスがオプションを行使することはない」と見なされている状況です。
一方のバルセロナは「チャビ監督がモラタ選手を評価している」と報じられており、スペイン代表でも CF を務めるモラタ選手をチームに組み込む思惑があったとしても不思議ではありません。
したがって、『モラタ選手とデパイ選手の交換トレード』を理想として考えているでしょう。しかし、「この形式はユベントス側が乗り気でない」とファブリツィオ・ロマーノ氏がツイートしています。
Barcelona have directly approached Juventus for Álvaro Morata. Xavi wants him - again, Juve are not convinced about Depay as potential part of the deal. This is why is complicated. 🇳🇱🇪🇸 #FCB #Juve
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) 2021年12月30日
Obviously, an agreement must be reached with Atletico too - they're open to sell.
ユベントスが欲する CF は「ポストプレーが計算できる選手」であり、デパイ選手の「異なるタイプの CF」だからです。
保有権を持つアトレティコは「モラタ選手を換金すること」が目的ですから、バルセロナが3500万ユーロ前後の移籍金を用立てれば “妨害” はしないはずです。
ユベントス側は「代替案をどうするか次第」でしょう。『スカマッカ選手の獲得』や『4-3-3 でディバラ選手やクルゼフスキ選手を0トップに配置』など、代替案は複数存在するからです。
モラタ選手の去就問題が半年前倒しで起きた状況に対し、ユベントスのフロント陣がどのように立ち振る舞うのかに注目です。