『スカイ・イタリア』によりますと、今週の金曜日にユベントスとサッスオーロがロカテッリ選手の移籍交渉に関する会談を行うとのことです。セリエAは21日・22日の週末に開幕するため、可能なら開幕前に決着を付けたいところでしょう。
ユベントスは補強ポイントとして「中盤 MF」が挙げられています。しかし、余剰人員を抱えた状態であるため、獲得までには至っていないことが実情です。
アッレグリ監督への取材でも「MF は 2〜3 人到着するのか」との質問が度々出ているのはそれが理由です。本命はサッスオーロのロカテッリ選手と思われますが、クラブ間での合意を見出せていません。
そのため、ユベントスとサッスオーロは13日(金)にクラブ間での会談を行うとのこと。ただ、両クラブとも「是が非でも移籍交渉をまとめなければならないという立場ではない」ため、交渉は平行線のままという事態もあり得ます。
ユベントスは「ロカテッリ選手を獲得したい」のですが、獲得できなくとも『プランB』は存在します。
バルセロナからピアニッチ選手を期限付き移籍で呼び戻せば『目的』は達成できますし、中盤 MF 陣に余剰人員が生じている状況で多額の移籍金を費やしてまでロカテッリ選手を獲得しなければならない理由はありません。
一方のサッスオーロも「今夏にロカテッリ選手の売却益を確保する必要がない」ため、(ユベントスなどの)買い手がコロナ禍を理由に財布の紐を締める状況で選手を手放すことに消極的です。
したがって、両クラブが「経済的に妥当な金額で算出された移籍金」で合意に達することができるか次第と言えるでしょう。
セリエA開幕後も10日ほど移籍市場は開いたままですが、まずは開幕節をどのようなメンバー編成で迎えることになるのかに注目です。