2021/22 シーズンの開幕まで約1週間となりましたので、今季のユベントスに要求されるスポーツ面の成績を整理することにしましょう。具体的な要求は以下になると思われます。

PR
- セリエA
「スクデット獲得」が目標
→ 「勝点90以上の獲得」が目標
- チャンピオンズリーグ
- 「グループ通過」は至上命令
→ グループ敗退なら、解任は止む無し - 「ベスト8」が現実的な目標
- 「グループ通過」は至上命令
- コッパ・イタリア
- 優勝が目標
であると同時にノルマ
- 優勝が目標
- スーペル・コッパ
- 優勝が目標だが、重要度はそこまで高くない
昨季と比較して目標が変わるのは「セリエA」と「チャンピオンズリーグ」でしょう。「コッパ・イタリア」と「スーペル・コッパ」はピルロ監督時代と同じになるはずです。
今季のユベントスは「若手選手を活用する形でのチームの立て直し」が最大のテーマです。アッレグリ監督との長期契約は “それ” を達成するためのものですから、チームのプレースタイルは「二の次」です。
ヨーロッパのトレンドである『ハイラインとハイプレスをベースにしたポゼッション型』を目指すことは可能ですが、資金力に劣るイタリア勢は「真っ向勝負では歯が立たない」ことは(コロナ禍前から)明らかでした。
にも関わらず、パラティーチ CFO は突撃を敢行して返り討ちに遭いました。したがって、ボールを保持するにしてもアトレティコ・マドリードのように『独自色』を加えることが必要となります。
アッレグリ監督のスタイルは「シーズン前半戦は実験に費やす」が一般的ですし、シーズン序盤から「内容が伴った結果」を残し続ける可能性は少ないと思われます。
評価はシーズン全体の成績で下されるべきであり、来夏に契約満了を迎える中堅・ベテラン勢への処遇を決めなければなりません。再建の礎を築くシーズンとすることができるのかに注目です。