ユベントスは公式サイト上でサッスオーロからロカテッリ選手を獲得したと発表いたしました。買取義務が付随した期限付き移籍での獲得となっています。
発表されたプレスリリースは以下のとおりです。
サッスオーロとの合意事項
トリノ、2021年8月18日 ー ユベントス・フットボールクラブは US サッスオーロ・カルチョと選手マヌエレ・ロカテッリの登録権を2023年6月30日まで無料で獲得することに合意いたしました。
合意にはユベントスが選手登録権を獲得する義務が含まれています。当該義務は 2022/23 シーズン終了までにスポーツ面での目標が達成された場合に生じるものです。合意した獲得費用は3年分割2500万ユーロです。
今後のスポーツ面で設定された目標に到達することで最大1250万ユーロが加算される可能性があります。
ロカテッリ選手は1998年1月生まれの23歳。ミランの下部組織出身でセリエAデビューを果たし、2018/19 シーズンからはサッスオーロに加入。デ・ゼルビ選手の下で才能を開花させたボランチです。
能力はイタリア代表でも証明済みですから「ユベントスのチームメイトと上手く噛み合うか」でパフォーマンスが決まることになるでしょう。
ちなみにユベントスがサッスオーロからロカテッリ選手を「レンタル料なしの期限付き移籍」で獲得していますが、2022/23 シーズン後半戦にセリエAで勝点1を獲得すると買取義務が生じる条項が付随していると『スカイ・イタリア』などが報じています。
この場合だとサッスオーロ側は(ユベントスがセリエAを脱退しない限りは)売上高を現時点で計上できますし、ユベントスも支払いを(2023年夏以降まで)先送りすることが可能です。
今後、サッスオーロにユベントスが保有する若手選手が移籍することで移籍金の “圧縮” が行われる可能性はありますが、ひとまずは「単独」での移籍オペレーションが完了したと言えるでしょう。
23歳と若いロカテッリ選手にはチームの若返りを担う中心選手としての役割が期待されます。加入1年目となる今シーズンにその足がかりを作ることができるのかに注目です。