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今季でユベントスの CFO を退任するファビオ・パラティーチが7月1日付でトッテナムのマネージング・ディレクターに就任

 トッテナムは公式サイト上で2021年7月1日からファビオ・パラティーチ氏がフットボールのマネージング・ディレクターに就任すると発表いたしました。レヴィ会長の手綱捌き次第と言えるでしょう。

画像:トッテナムのマネージング・ディレクターに就任するパラティーチ氏
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 6月30日でユベントスとの契約が満了するパラティーチ氏は「トッテナムが接近中」との報道はメディアから出ていました。それが現実になったのですから、驚きは少ないと言えるでしょう。

 トッテナムがパラティーチ氏を招聘した理由は「パラティーチが持つ能力を評価しているから」です。

 パラティーチ氏が “発掘してくる選手” は費用対効果が高く、「チーム力の底上げ」と「クラブ収支」に貢献することが期待できます。この点はユベントスでも証明している訳ですから、就任オファーを出すクラブが存在しても不思議ではありません。

 一方で「予算度外視の契約条件をオファー」するなど、クラブ内のガバナンスを崩壊させかねない動きをしたという問題点を抱えていることも事実です。したがって、「レヴィ会長が上手く権限を制限できるか」で貢献度が変わってくると思われます。

 

 レヴィ会長が描く皮算用は「ビッグ6のトップチームでの出場機会に恵まれているとは言えない下部組織在籍中の若手超有望株の発掘と引き抜き」でしょう。

 サンチョ選手を始め、トップチームでの出場機会を求めて所属クラブを離れるケースは珍しくありません。この移籍先を「トッテナム」に変更できればクラブとしてのメリットが大きくなるため、パラティーチ氏に白羽の矢が立ったと考えられます。

 現時点でトッテナムのトップチームでの補強権限がどうなるかは未定です。現状はライアン・メイソン暫定監督の状態ですから、まずは新監督の人選を定めてから本格的な動きを見せることになるでしょう。

 

 プレミア勢はトッテナムを含めてイタリア勢よりも資金力に秀でたクラブであることは事実です。カルチョの世界もポゼッション・サッカーによる育成が進んでいるため、イタリアのクラブから引き抜きが起きるのかにも注目です。