『トゥット・スポルト』によりますと、ロカテッリ選手を狙うユベントスが保有する若手選手との交換トレードの形での獲得に本腰を入れているとのことです。アッレグリ監督とサッスオーロ次第ですが可能性はある話と言えるでしょう。
イタリア代表のレジスタとして存在感を発揮しているロカテッリ選手は所属先であるカルネバーリ CEO が「非売品」と公言していないため、適正価格が提示されるなら移籍が成立する状況にあります。
ただ、4000万ユーロほどの移籍金が必要であるがネックとなっています。
現状で赤字のユベントスがロカテッリ選手の移籍金をキャッシュで用立てるのは非現実的です。したがって、ユベントスが保有する若手選手の移籍金で相殺できるなら、交換トレードの形で移籍が成立する可能性はあると言えるでしょう。
交換トレードの対象として名前が出ているのは以下の選手です。
- DF: ラドゥ・ドラグシン(19)
- MF: ニコロ・ロベッラ(19)
- MF: ニコロ・ファジョーリ(20)
- FW: マルコ・ダ・グラサ(19)
ジェノアから保有権を獲得したロベッラ選手やプリマベーラ出身のファジョーリ選手が含まれているのは「ロカテッリ選手とポジションが重複するから」であり、彼らが交換トレードの対象として名前が出るのは自然なことです。
一方でドラグシン選手やダ・グラサ選手は『買い戻しオプション』を付随させられるのなら問題はありません。特にトップチームでのプレー経験のあるドラグシン選手の場合は “保険” をかけておく必要があるはずです。
最終的には「アッレグリ監督の意向」と「サッスオーロの承認」が必要となるのは明らかです。
「ピアニッチ選手をバルセロナから期限付き移籍で呼び戻してロベッラ選手やファジョーリ選手の手本とする」という選択肢も現実的には存在している状況ですから、大出血をしてでもロカテッリ選手の獲得に突撃する意義を見出すのは困難でしょう。
アッレグリ監督のサッカーに欠かせない『レジスタ役』をどの選手が担うことになるのかに注目です。