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侮辱発言による審議対象となっていたブッフォン、罰金刑のみで出場停止処分は免れる

 イタリア・サッカー連盟は公式サイト上でブッフォン選手がパルマ戦の試合中に発した侮辱発言に対する審議の判決を発表いたしました。ブッフォン選手は5000ユーロの罰金が科されたものの、出場停止処分は免れています。

画像:侮辱発言が審議の対象になっていたブッフォン
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 ブッフォン選手は12月19日に行われたセリエA第13節パルマ戦で途中出場のポルタノーバ選手に対し、侮辱的な発言を浴びせていたことが発覚。イタリア・サッカー連盟(= FIGC)が管轄する裁判所で調査が行われていました。

 科された処分は「罰金5000ユーロ」で出場停止処分はありません。

 今季は同様の行為でクリスタンテ選手(ローマ)やラッザリ選手(ラツィオ)が出場停止処分となっており、それらの事例と比較すると軽微だと言えるでしょう。

 

 ちなみに、罰則の根拠となっているのは『冒涜罪』です。イタリアでは「神や神聖なものを冒涜し、信仰を中傷すること」は罰則の対象です。FIGC は2010年から取り締まりを行っており、これらが要因となっています。

 日本は “多神教” の価値観ですから、神を冒涜する表現を口にしても問題にはならないでしょう。

 「ポルタ(=ポルタノーバ選手)、ちんたら走ってたらチームの足を引っ張る厄病神になるぞ!」と叫んでも日本では問題にはなりません。ただ、イタリアでは “厄病神” が「全知全能の神を冒涜するフレーズ」に該当する可能性は十分にあります。

 直接的な発言ができないワードには多数のスラングがありますし、スラングを使った問題発言は無観客で行われているからこそ発覚しやすい状況にあるだけです。

 

 なお、コッパ・イタリア準決勝のファーストレグでの問題発言は証拠不十分で審議の対象外となりました。ブッフォン選手への出場停止処分の可能性はなくなった訳ですから、プレーで信頼を回復して欲しいと思います。