『トゥット・スポルト』によりますと、FW 陣の補強を考えているユベントスがナポリに所属するフェルナンド・ジョレンテ選手の復帰を検討しているとのことです。タイプが被る選手は所属していないため、可能性はあると言えるでしょう。
2013年夏から2年間ユベントスでプレーした経験を持つジョレンテ選手は1985年2月生まれの35歳。現在はナポリに所属する長身の CF です。
ユベントスがジョレンテ選手の復帰に興味を示す理由は「長身 CF」の部分でしょう。
ユベントスの現 FW 陣に「自らのフィジカルを活かしたポストプレーで相手 DF ラインの位置を固定できるタイプの CF」はいません。また、「中央のスペースを消された際に空中戦で存在感を発揮する FW」も不在です。
ジョレンテ選手はユベントスが求めるプロフィールを満たす上、現行契約は2021年夏に満了します。そのため、『半年+オプション1年』での獲得を考えていたとしても不思議ではありません。
一方、ナポリで “幽閉” されている FW としてミリク選手(26歳)がいますが、ミリク選手の今冬での獲得にユベントスが本腰を入れる可能性は低いでしょう。
理由は「ナポリが要求する移籍金を払いたくないこと」と「モラタ選手がフィットしているため緊急性が低いこと」の2点です。
ミリク選手も夏に『フリー』となりますし、今冬に『ナポリの要求額』を支払ってまで獲得しなければならない理由はないでしょう。コロナ禍で経営状況も芳しくないため、積極的な投資をする根拠が乏しい状況にあるからです。
ただ、ユベントスとナポリは「1月20日にスーペルコッパで対戦する関係」にあります。そのため、「ジョレンテ選手に “恩返し” はされたくない」とナポリが思うのであれば、1月下旬まで移籍を容認しないことも考えられます。
これらの点を踏まえてユベントスのフロント陣がどのように動くのかに注目です。