『スカイ・イタリア』によりますと MLS の FC ダラスに所属するブライアン・レイノルズ選手にユベントスとローマが熱視線を送っているとのことです。
ただ、レイノルズ選手は「EU 圏外の国籍保有選手」ですので、ユベントスの場合は冬の市場での直接獲得はできません。
アメリカ・テキサス州フォートワース出身のレイノルズ選手は2001年6月生まれの19歳。FC ダラスに所属する右サイドバックです。
MLS からは2019年夏にバンクーバーからバイエルン・ミュンヘンに移籍した左サイドバックのアルフォンソ・デイビス選手が輩出されています。
レイノルズ選手の獲得候補として名前が出ているユベントスはマッケニー選手で味を占めていますし、ローマはオーナーがテキサス州に拠点を置く実業家(のダン・フリードキン氏)です。
この2クラブが “2匹目のドジョウ” を狙う可能性は十分にあるでしょう。
ただ、ユベントスは『EU 圏外選手の獲得可能枠』をマッケニー選手とアルトゥール選手で既に消費しており、今冬の移籍市場でレイノルズ選手を獲得することはできません。そのため、カリアリを介して獲得に乗り出すと報じられています。
具体的には「2021年1月の移籍市場でカリアリがレイノルズ選手を FC ダラスから獲得」し、「2021年夏の移籍市場でユベントスがカリアリからレイノルズ選手を獲得する」というものです。
サッスオーロに所属するロジェリオ選手はこの方式でユベントスに加入した経歴がありますから、同じ方法で獲得することは十分に考えられるでしょう。
スポンサー収入を考えると、巨大なアメリカ市場は重要です。トップチームでプレーできる能力を期待できるなら、将来に向けた投資は間違いではないでしょう。ユベントスのフロント陣がどのような長期プランを描いているのかに注目です。