『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスが PSG のパレデス選手を駆け込み補強で獲得するために奔走しているとのことです。余剰人員の問題もあるため、選手の放出が前提であることに変わりはないでしょう。
ユベントスは残り数日となった2022年夏の移籍市場でパレデス選手(PSG)の獲得を最優先に動いています。これはアッレグリ監督が熱望していることが要因と思われます。
ただ、中盤 MF 陣は登録枠が埋まっている状況であり、「所属選手の放出」がパレデス選手を獲得するための前提条件という位置付けに変わりありません。
左インサイド | レジスタ | 右インサイド | |
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主力 | ポグバ | ロカテッリ | |
準主力 | ミレッティ | ラビオ (ミレッティ) |
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控え | ロヴェッラ (※ 条件付) |
ザカリア マッケニー |
|
放出へ | ファジョーリ | アルトゥール |
パレデス選手を「レジスタ」として獲得するなら、「控えのレジスタ」として及第点のパフォーマンスを継続して示しているロヴェッラ選手は残すべきでしょう。
余剰人員が発生しているのは “8番タイプのインサイドハーフ” だからです。しかし、今夏の移籍市場では売却交渉が妥結することはありませんでした。
その結果、今シーズンも中盤 MF 陣は「歪さの残る選手層」にならざるを得ないのだと考えられます。
ちなみに、ユベントスのチーム構想から外れているアルトゥール選手ですが、いくつかのクラブから関心を示されているとのこと。
- スポルティング(ポルトガル)
- マテウス・ヌネスがウルブスに引き抜かれ、中盤 MF の人材不足が深刻な状況
- リヨン(フランス)
- 1月にB・ギマラインスが移籍し、今夏はL・パケタが移籍
- エヴァートン(イングランド)
- ファン・デ・ベーク、デルフ、デリ・アリなど複数の選手が退団
これらのクラブは「中盤 MF の駆け込み補強」を敢行する事情を抱えていますし、アルトゥール選手が獲得候補に入っていたとしても不思議ではありません。
ユベントスは選手の放出を妨害するメリットはないため、『選手側の要求』と『獲得を考えるクラブ側のニーズ』が合致するかが移籍成立の鍵となるでしょう。
噂されている駆け込み補強がユベントス関係でどれだけ成立するのかに注目です。