ユベントスは公式サイト上でクリスティアン・ロメロ選手がアタランタに2年間の期限付き移籍で加入したと発表いたしました。なお、1600万ユーロの買取オプションが付随した契約となっています。
発表されたプレスリリースは以下のとおりです。
アタランタとの合意事項
トリノ、2020年9月5日 ー ユベントス・フットボールクラブはアタランタ BC と選手クリスティアン・ロメロの登録権を今季200万ユーロの費用で2022年6月30日までの2年間貸し出すことに合意いたしました。
2年間の契約期間中のスポーツ・パフォーマンスに応じ、当該費用は200万ユーロ増額される可能性があります。
また、アタランタ BC に3年分割1600万ユーロで当該選手の登録権を獲得するオプションを提供することでも合意しております。
要するに、ユベントスは移籍金・最大2000万ユーロでロメロ選手の保有権を手放す決断をしました。ジェノアから2600万ユーロの移籍金を費やしていましたから、実質的な損切りと言わざるを得ません。
アタランタはロメロ選手を戦力として使えるなら、買取オプションを行使することでしょう。適応に苦しむようであれば、行使を見送ることでアタランタの支出は「レンタル料だけ」で済みます。
合意は「アタランタが圧倒的に有利な内容」であるものの、ユベントスは “この内容” で妥結しなければならかったのです。これはユベントスが余剰人員の整理にかなり苦労しているものと考えられます。
ロメロ選手の 2019/20 シーズンは残留争いをするジェノアの調子と連動するように低調なパフォーマンスが散見されました。「2018/19 シーズンはまぐれ」と揶揄されないようなプレー内容をアタランタで披露できるかが注目点でしょう
ガスペリーニ監督が要求するマンツーマンのプレースタイルでロメロ選手が躍動することができるのかに注目です。
