ユベントスは公式サイト上でマウリツィオ・サッリ監督を解任したと発表いたしました。なお、後任監督は現時点で未定です。
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アッレグリ監督の後任としてチェルシーから引き抜かれたサッリ監督ですが、1年で職を追われることになりました。過去記事で言及した “要求されるチーム成績” のほとんどを満たせなかったのですから、解任は止むを得ないと言えるでしょう。
- セリエA
- 「勝点90以上の獲得」が目標
- “欧州屈指のサッカー” をしていた場合、2位以下でも免罪の可能性
- チャンピオンズリーグ
- 「グループ通過」は至上命令
→ グループ敗退なら、解任は止む無し - 「優勝」が目的で、「準決勝進出」が現実的な目標
- 「実力差を見せつけられての敗退」は監督解任の理由となる
- 「グループ通過」は至上命令
- コッパ・イタリア
- 優勝が目標であると同時にノルマ
- スーペル・コッパ
- 優勝が目標だが、重要度はそこまで高くない
スクデットは獲得しましたが、獲得勝点はアッレグリ時代の平均である90には達せず。最も低い就任初年度の勝点87にも届きませんでした。
また、カップ戦のタイトルはすべて逃した上、チャンピオンズリーグは「ホーム&アウェイ戦のラウンド16」で敗退となっています。これでは「続投」を支持することは困難と言わざるを得ないでしょう。
サッリ監督を招聘した際に利用できる “唯一の弁明” が「欧州で最も美しいサッカーをしているが、今季は運悪く結果が伴わなかっただけ」というものでした。これが全く通用しないシーズン成績だったのですから、監督交代を断行したフロント陣も責任を問われるべきです。
フロント陣の責任と新監督の人選がどうなるのかに注目です。