ユベントスは公式サイト上でマウリツィオ・サッリ氏を新監督に招聘したと発表いたしました。なお、契約は2022年6月30日までの3年間であると言及されています。

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元銀行員という肩書きが注目されるサッリ監督ですが、ナポリで残した成績は堂々たる内容となっています。
セリエA | UEFA | イタリア杯 | |
---|---|---|---|
2015/16 | 2位:勝点82 (JUV:91) |
EL 32強 | 8強 (v インテル) |
2016/17 | 3位:勝点86 (JUV:91) |
CL 16強 | 4強 (v ユベントス) |
2017/18 | 2位:勝点91 (JUV:95) |
CL GS敗退 EL 32強 |
8強 (v アタランタ) |
ネックとなっていたのは「タイトル獲得歴を有さないこと」でしたが、それを阻み続けたのはアッレグリ監督でした。ただ、チェルシーでヨーロッパリーグを制しており、この点は問題とはならないでしょう。
したがって、サッリ監督に求められる成績は次のようになります。
- セリエA
- 「勝点90以上の獲得」が目標
- “欧州屈指のサッカー” をしていた場合、2位以下でも免罪の可能性
- チャンピオンズリーグ
- 「グループ通過」は至上命令
→ グループ敗退なら、解任は止む無し - 「優勝」が目的で、「準決勝進出」が現実的な目標
- 「実力差を見せつけられての敗退」は監督解任の理由となる
- 「グループ通過」は至上命令
- コッパ・イタリア
- 優勝が目標であると同時にノルマ
- スーペル・コッパ
- 優勝が目標だが、重要度はそこまで高くない
高すぎるハードルではないだけに、就任初年度から “一定の成績” を残すことがノルマになっていると言えるでしょう。
サッリ監督は戦術をチームに落とし込む指揮官であるため、「どの選手をコアメンバーとして重点的に起用するのか」の選定を行う必要があります。これが最初の課題となるのでしょう。
チームの骨格はプレシーズンが始まった段階である程度は見えることになると思われます。どういったチーム作りが行われることになるのかに注目です。