ユベントスは公式サイト上で解任したサッリ前監督の後任にBチーム(= U-23)を率いる予定だったアンドレア・ピルロ監督を任命したと発表いたしました。なお、ピルロ監督とは2022年6月末までの契約を締結したとのことです。

ミランやユベントスなどでプレーをしたアンドレア・ピルロ監督は今季まで『スカイ・イタリア』で解説者を務め、7月30日にBチーム(= U-23)の監督就任がユベントスから発表されていました。
Bチームの監督としては8月6日に行われたプリマベーラとモンツァの親善試合を施設。ガッリアーニ氏らとの旧交を温めるとともに、Bチームに引き上げる可能性のある選手の視察を行っています。
ただ、Bチームの監督就任から10日後にトップチームの監督に就任することになりました。「極めて異例の事態」と言えるでしょう。
ユベントスはピルロ監督と2022年6月までの契約を締結したことが発表されています。これはサッリ前監督の契約期間と同じですから、(ピルロ監督の)年俸は「抑えた額」になっていることが予想されます。
ちなみにピルロ監督はBチームの監督就任時に「フォーメーションへの固執はない。適切な選手が適切なポジションにいてスペースを占拠することが重要」と述べています。
そのため、指揮官のタイプとしてはペップ・グアルディオラが現時点で最も近いと考えられます。これはピルロ監督は現役時代にグアルディオラ監督と同じ『4番』で輝かしい実績を残しており、同系統の指揮官になる可能性が現実的だからです。
細部の違いは現れるでしょうが、それはチームが始動してから見えてくることだと思われます。まずはデビューシーズンにピルロ監督がどのような準備をして臨むのかに注目です。