イタリア保健省が発表している新型コロナウイルスの感染者などを基に7月5日から11日までの1週間での報告症例をグラフ化しました。新規感染者は200人にまで増えたものの死者および重症者は減少が続いています。
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7月5日〜11日 (7日間平均) |
6月28日〜7月4日 (7日間平均) |
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新規感染者 | 201 【+18, +9.8%】 |
183 |
死亡者 | 13 【-7, -35%】 |
20 |
集中治療室 | 70 【-17, -19.5%】 |
87 |
新規感染者数は「1日あたり200人前後」での推移が続いている状況です。おそらく、このぐらいの報告数が続くことになるでしょう。
一進一退になっている新規感染者数と比較して死者と重症者は「減少」が続いています。これは「致死性が下がっている」と言うこともできるため、第2波を懸念する声が小さくなっていくことでしょう。
欧州サッカーでは「2019/20 シーズンの残り試合は無観客」で日程を消化し、9月からの 2020/21 シーズンで「段階的に観客を入れる」という流れになると思われます。
日本のマスコミ報道だけだと「感染者が増加している(ことに加えて死者や重症者も増えている)」との印象を持ってしまいますが、死者や重症者は「減少」している状況です。そのため、3月・4月の頃に持っていた認識をアップデートする必要があると言えるでしょう。
フェーズ2のイタリアが夏場のどのタイミングでさらなる緩和に踏み切る決断をするのかに注目です。