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イタリア国内での新型コロナウイルスの新規感染者数は「1日あたり200人弱」の水準にまで減少する

 イタリア保健省が発表している新型コロナウイルスの新規感染者などをグラフ化しました。6月28日から7月4日までの1週間での報告された数値は新規感染者および重症者が減少しており、収束へと向かっています。

画像:イタリア国内における新型コロナの患者数などの推移
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表:イタリア国内での新型コロナの患者数など
  6月28日〜7月4日
(7日間平均)
6月21日〜27日
(7日間平均)
新規感染者 183
【-83, -31.2%】
266
死亡者 20
【+5, +33.3%】
15
集中治療室 87
【-28, -24.3%】
115

 先週は6月24日に500人超の新規感染者が報告されたため、前週比で1日あたりの新規感染者数が「プラス」を計上していました。

 しかし、28日から7月4日までの1週間でそのような報告数はなく、1日あたり183名と再び減少傾向に戻っています。集中治療室の重症者数は減少が続いていますから、「収束に向かっている」との認識で問題はないと言えるでしょう。

 

 ちなみに、週ごとに記録された1日あたりの新規感染者・死者・重症者の推移は下図のとおりです。

画像:イタリア国内における新型コロナの患者数などの推移2

 検査をするほど新規感染者は多く発見できるため、あまり意味はありません。重症者や死者が上昇に転じている傾向は(グラフなどからは)読み取れないレベルですし、“第2波” の襲来を騒ぐレベルにはないことは明らかです。

 規制は段階的に緩和されていく流れを維持すべき状況は続いていますから、ヨーロッパがコロナ禍以前の状況に戻そうとする動きは続くものと思われます。

 

 UEFA チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグが再開するまで残り1ヶ月となるため、「観客を入れるのか」や「ラウンド16の開催地」についての決定がそろそろ下される頃合いです。これらに対する判断がどうなるのかにも注目です。