イタリア保健省が発表している新型コロナウイルスの新規感染者や死者数などをグラフ化にしました。6月7日から13日の1週間における1日平均では新規感染確認者や死者の減少ペースは先週よりも鈍化しています。
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6月7〜13日 (7日間平均) |
5月31日〜6月6日 (7日間平均) |
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新規感染者 | 264 【-41, -13.4%】 |
305 |
死亡者 | 65 【-7, -9.7%】 |
72 |
集中治療室 | 252 【-115, -31.3%】 |
367 |
いずれの項目も先週比でマイナスを記録しており、収束へと向かっていることに変わりありません。
しかし、新規感染者数と死者数の減少ペースが低下していることも事実です。ただ、集中治療室にいる重要患者数の減少ペースは維持されており、この部分がポジティブな要素と言えるでしょう。
これは「(死亡する可能性が高い状況にある)重症患者の絶対数が少なければ、それだけ死者数も減ると期待できるから」です。
ちなみに、ドイツ国内での新規感染報告数などの推移は以下のとおりです。
6月7日から13日までの1週間において、ドイツは1日平均の新規感染者が335名とイタリアよりも多い状況です。これが許容されているのですから、イタリアでの経済活動にストップがかかる可能性は低いと考えられます。
FIGC のグラビーナ会長は「できれば7月上旬、遅くとも7月中旬には観客を入れたい」と述べています。可能性はあるだけに、来週も収束に向かっている数値が計上されるのかに注目です。