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イタリア、6月21日〜27日の1週間で新型コロナウイルスの新規感染者は増えるも死者と重症者は大幅減となる

 イタリア保健省が発表している新型コロナウイルスによる新規感染者などをグラフ化しました。6月21日から27日の1週間で『収束期間』に入ったと言うことが言えるでしょう。

画像:イタリア国内における新型コロナウイルスの感染者数などの推移
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表:イタリア国内での新型コロナの患者数など
  6月21日〜28日
(7日間平均)
6月14日〜20日
(7日間平均)
新規感染者 266
【+34, +14.7%】
232
死亡者 15
【-29, -65.9%】
44
集中治療室 115
【-62, -35.0%】
177

 先週の19日(金)に修正が入ったイタリアでの新型コロナウイルス新規感染者数ですが、24日(水)に再修正が入っています。また、同日に死者数も修正されたため、該当値が「マイナス」を記録したことが特筆点です。

 

 全体像として、新規感染者数の減少は止まりました。これはどの国にも見られることです。市中感染が終了した国では『収束期間』を迎え、一定の新規感染者が発見されています。

 検査を実施すれば、無症状で新型コロナウイルスの陽性反応を示す人を見つけることになります。

 そのため、新規感染者は発見されるも重症者数は増えないという事態が発生します。「感染の再拡大」が起きているなら、『3月上旬に記録された新規感染者と重症者の報告数』をなぞるはずですが、それは発生していません。

 したがって、『終息手前の収束期間』を迎えて小康状態に入っているとの認識が適切と思われます。おそらく、イタリアでは1日200人前後の新規感染者が報告される期間が少し続くことになるでしょう。

 

 世界遺産を多数抱えるイタリアでは観光業で生計を立てている人が多くいます。7月からは EU 域内での移動が緩和されるため、新規感染者数がゼロに近づく見込みは少ないと考えられます。

 どのような数値が発表されるのかに注目する価値はありますし、どのぐらいの変動が見られるかに注目です。