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イタリアでの新型コロナ感染者数などは6月第3週も先週と同じペースでの減少が続く

 イタリア保健省が発表するデータを基に2020年6月14日から20日までに報告された新型コロナウイルスに関するグラフを作成しました。減少傾向は継続していますが、今週はどこかで陽性反応者の累計値にミスが生じています。

画像:イタリア国内における新型コロナの新規感染者などの推移
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表:イタリア国内での新型コロナの患者数など
  6月14日〜20日
(7日間平均)
6月7日〜13日
(7日間平均)
新規感染者 232
【-32, -12.1%】
264
死亡者 44
【-21, -32.3%】
65
集中治療室 177
【-75, -29.8%】
252

 14日から20日までの6月第3週で計測された1日平均の新規感染報告者・死者・集中治療室の重症患者はいずれも先週比を下回っており、収束へと向かっていると言えるでしょう。

 一方で累計陽性反応者の数値で集計ミスが出ています。これは18日の発表値が「23万8159人」であることに対し、19日の発表値が「23万8011人」となっているためです。

 おそらく、18日までのどこかで集計を間違えてしまったのでしょう。そのため、修正が入った19日の発表値を使って前日発表値との差を取るとマイナスになってしまうのです。

 

 なお、各週における1日平均の新規感染者・死者・重症者をグラフ化したものが下表です。

画像:イタリアにおける1日平均の新規感染者・死者・重症者の推移

 いずれの指標も「先週比でマイナス」を維持しています。3月・4月のピーク値が高かったために「横ばい」のように見えますが、10% 以上のマイナス値は保たれており、感染再爆発の兆候が出ていない現実は認識しておくべきでしょう。

 現状では「7月からスタジアムに観客を段階的に戻す」という目標を実行に移すことが可能な状況です。イタリア政府が現状を見て、どのタイミングでさらなる緩和策を打ち出すのかに注目です。