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イタリアの新型コロナ、9月6日から12日までの1週間に第2波収束の兆しを示す

 イタリア保健省が発表している新型コロナウイルスの陽性反応者などの推移をグラフ化しました。9月6日から12日までの1週間で新規陽性反応者の増加ペースは落ちており、“第2波” は収束へと向かう兆候が出ています。

画像:イタリア国内の新型コロナ感染者などの推移
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表:イタリア国内での新型コロナの患者数など
  9月5日〜12日
(7日間平均)
8月30日〜9月5日
(7日間平均)
新規感染者 1423
【+68, +5.01%】
1355
【+110, +8.8%】
死亡者 10
【+1, +11.1%】
9
【+3, +50.0%】
集中治療室 156
【+48, +44.4%】
108
【+38, +54.3%】

 1日平均の新規陽性反応者数は先週(= 8月30日から9月5日までの1週間)よりも増加したものの、増加の割合は先週よりも下がっています。

 患者の発生ペースが下がっているのですから、“第2波” が収束へと向かい始めることは十分に考えられることでしょう。これはフランスなど他のヨーロッパ諸国とは異なる動きと言えるはずです。

 

 なお、イタリア国内における週ごとの1日平均新規陽性反応者・死者・重症者の推移は下図のとおりです。

画像:イタリア国内における週ごとの1日平均新規陽性反応者・死者・重症者

 新規の陽性反応者発生数が「頭打ち」と言える状況が読み取れるため、イタリアが感染爆発に見舞われる可能性は少ないでしょう。重症者(のスタック数)は増えているものの、その数値は3月初旬の300人超にまでは達していません。

 「新型コロナの恐怖」を煽るネタとして使うことができない数値ですから、日本のメディアで『イタリアの感染状況』が取り上げられることはないでしょう。ロックダウンは実施されていないため、感染症の専門家からも無視されることになると思われます。

 

 ちなみに、感染が再拡大していないことを理由にピエモンテ州は「ユベントスの開幕戦で観客を入れさせろ」との要求を続けています。ただ、イタリア政府が許可をする “手応え” があるとは言えず、状況は難しいままです。

 イタリアは(ヨーロッパの中では)スタジアムの門戸を開けやすい環境にありますから、当局がどのタイミングで重い腰を上げるのかに注目です。