『トゥット・スポルト』によりますと、ユベントスとバルセロナの間で交渉が進んでいたピアニッチ選手とアルトゥール選手の交換トレードはアルトゥール選手の固辞によって暗礁に乗り上げたとのことです。
補強戦略の見直しが必須になったと言えるでしょう。
このトレード話は最初から奇妙でした。なぜなら、バルセロナがピアニッチ選手を獲得する合理的な理由がないからです。
現在のポジション(= ピボーテ)にはブスケツ選手がいます。年齢的にも近いピアニッチ選手をわざわざ獲得する必要性は少ないでしょう。インテリオールで起用することは可能ですが、この場合はデ・ヨング選手とスタイルが被ります。
「ブスケツ以外に計算できるピボーテがいない」との認識をバルサ首脳陣が持っているから、最優先事項になっていても不思議ではありません。ただ、その可能性は低いでしょう。
実際には「会計上の問題を抱える両クラブが『交換トレード』による錬金術の行使で利害が一致した」ことがクラブ主導で話が進む要因になったと思われます。
しかし、トレードに組み込まれたアルトゥール選手の固辞で交渉は暗礁に乗り上げました。アルトゥール選手がユベントス移籍を望んだのではないため、魅力を感じないのは当然のことでしょう。
チャンピオンズリーグ制覇をするにはバルセロナの方がユベントスよりも可能性が高い現状だからです。
もし、ユベントスがレジスタを求めているなら、ルーカス・トレイラ選手(アーセナル)の獲得を考慮すべきです。サンプドリア時代にはサッリ監督と同系のジャンパオロ監督の下で結果を残しています。
また、アーセナルは CB 陣のテコ入れが必要な状況ですから、ルガーニ選手やロメロ選手とのトレードで獲得は現実的な範囲と言えるでしょう。
パラティーチ CFO がどのように立ち振る舞うのかに注目です。