現地5月28日(木)にセリエA再開に向けた会合が行われ、会合後の囲み取材でスパダフォラ・スポーツ大臣が「6月20日からセリエAの再開は可能」と言及しました。再開が現実味を帯びたと言えるでしょう。

なお、発言の概要は以下のとおりです。
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- セリエAは6月20日に再開すると言える
- コッパ・イタリアはそれまでに日程を終了
- 13日にコッパ・イタリアが放送できることが望ましい
- 技術科学委員会は『(FIGC による)再開時のプロトコル』を承認した
- FIGC はプランBとプランCがあることを保証している
セリエAの再開に向けて大きな影響力がある政府が「前向きな姿勢」を示したことがポイントです。
とは言え、日程が正式発表になるまでにはもう少し時間を要することになるでしょう。なぜなら、「セリエA第25節の未消化4試合をどうするか」を決める必要があるからです。
日時 | Coppa | ユベントス | ラツィオ |
---|---|---|---|
6月13日 | SF | v. ミラン | ー |
6月17日 | 決勝 | @オリンピコ | ー |
日時 | Serie | ユベントス | ラツィオ |
6月21日 | 25 | (延期分・4試合) | |
6月24日 | 27 | @ボローニャ | @アタランタ |
6月28日 | 28 | v. レッチェ | v. フィオレンティーナ |
…… | |||
7月25日 | 36 | v. サンプドリア | @ベローナ |
7月29日 | 37 | @カリアリ | v. ブレシア |
8月2日 | 38 | v. ローマ | @ナポリ |
日時 | CL | ユベントス | ラツィオ |
8月5日 | R.16 | v. リヨン | ー |
コッパ・イタリアは準決勝2試合と決勝戦を残すだけですから、6月13日(土)の試合が不可であっても14日(日)に2試合を消化可能です。また、リーグ戦への影響は軽微であるため、再開初戦として適切と言えるでしょう。
一方で「未消化となっているセリエA第25節の4試合をいつ開催するか」で日程が変わってきます。
今季のセリエAで覇権を争うラツィオはコッパ・イタリアも、セリエAの未消化試合も、UEFA 試合もありません。ユベントスは未消化試合以外のすべてが残っているため、日程面が大きな影響を与えることになると思われます。
少なくとも、ユベントスは週2試合の過密日程で走り抜けることを強いられます。そのため、否が応でもターンオーバーを実施して、結果を残すことが求められるでしょう。サッリ監督が「結果」を残すことができるのかに注目です。