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FIGC による活動再開に向けたプロトコルの骨格が見え始める

 スカイ・イタリア』によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大が峠を越えた状況にありつつあるイタリアで「セリエA再開に向けた FIGC のプロトコロ」ができつつあるとのことです。イースター休暇が明けた今週から “骨格作り” のペースが上がることになるでしょう。

画像:FIGC
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 イタリアは「5月3日までロックダウン(= 都市封鎖)」を行う『首相令』が出されているため、セリエAなどスポーツ関係の活動を行うことは不可能な状況です。

 しかし、経済が落ち込んでいたために財界が長期ロックダウンに反発。14日から規制対象が緩和されており、この流れはさらに強まると予想されています。

 セリエAについても「(5月4日以降は)衛生面に注意を払った非公開練習は可能」となることが現実味を帯びており、練習再開から1ヶ月後のリーグ戦再開に向けた準備を機構側が検討するのは自然な流れと言えるでしょう。

 

 イタリア・サッカー連盟が検討中の再開に向けたプロトコルは現状では以下のとおりです。

  1. (政府によって定められる)練習再開日
  2. 回復するための場所
  3. チームグループの識別
    • 明らかな症状が出た回復者
    • 軽症からの回復者
    • 発症歴が確認されていない個人
  4. 衛生面と行動指針

 「大枠」が作られた段階ですが、方向性は間違ってはないでしょう。ただ、厄介なのは「新型コロナウイルスに未感染の選手」と「感染から回復した選手」が混在することです。

 罹患済みの選手は免疫を保持していると考えられるため、再開後に新型コロナウイルスで離脱する可能性は低いと考えられます。

 しかし、未感染の選手は「セリエA再開後に発症」の可能性があるため、その場合の対応プロセスを定めておく必要があるでしょう。

 

 リーグ戦が始まったばかりのJリーグは「選手からも感染者が出る」という前提で「降格なし」と決定しています。佳境を迎えるところだった欧州サッカー界がどのような決断を下すのかに注目です。