イギリスのゴシップ紙『デイリーメール』が「プレミアリーグに所属するレスターがルガーニ選手の獲得を狙っている」と報じています。元ネタは『テレグラフ』が22日に報じたものですが、リストアップされていても不思議ではないと言えるでしょう。
ルガーニ選手が 2019/20 シーズン前半戦に記録した出場時間は3試合・270分。センターバックの序列は実質的に5番手で、キエッリーニ選手の復帰が見込まれる後半戦での出場時間は「前半戦とほぼ同じ」という状況に置かれることでしょう。
そのため、1月の移籍市場でチームを離れることが既定路線と見られており、センターバックを求めている(と見られている)チームが移籍先として名前が出ているのです。
レスターは今季のプレミアリーグで第19節を終えて暫定2位。ブレンダン・ロジャース監督がかつて率いたリバプールを彷彿させるパフォーマンスを見せ、チャンピオンズリーグ出場権争いをしている状況にあります。
センターバックに目を向けますと、エバンス選手(北アイルランド代表、31)とソユンク選手(トルコ代表、23)の2人をレギュラーで起用する4バックが採用されています。問題なのは「3人目のセンターバックがいない」ということでしょう。
エバンス選手とソユンク選手がプレミアリーグの全試合で先発出場していますし、現状の3番手は35歳のモーガン選手です。「トップ4でフィニッシュ」という目標達成には(計算のできる)センターバックを少なくとも1人は獲得しておきたいところです。
だから、ユベントスで満足に出場機会を得られていないルガーニ選手やデミラル選手を「調査」し、獲得の可能性を探っていたと言えるでしょう。
プレミアリーグは過密日程ですから、ユベントスに留まるよりも出場機会が得られることは確実です。したがって、「立場と年俸に納得できるか」が大きな要因になるでしょう。
冬にユベントスが希望する完全移籍時の金額を出すプレミア勢があるとは思えません。「半年間の期限付き移籍+買取オプション」が最も現実的です。ルガーニ選手の去就がどうなるのかに注目です。