『メディアセット』によりますと、右ひざ前十字靭帯を断裂してリハビリ中のキエッリーニ選手が順調に回復しており、ルガーニ選手がポジションを失う可能性が高まっているとのことです。冬に移籍先が見つかるかが注目点となるでしょう。

2019年9月初旬に右ひざ前十字靭帯を断裂したキエッリーニ選手は2020年3月頃の復帰が予想されています。ただ、予想よりも順調に回復しており、「2月下旬にはピッチに立てる可能性がある」とメディアが報じています。
リヨンとのチャンピオンズリーグ・ラウンド16が2月26日の予定ですから、決勝ラウンドの登録メンバーに入る可能性は十分にあると言えるでしょう。
そうなると、登録枠から(CB を)1人外さなければなりません。だから、今季開幕時に突如として戦力外の扱いを受け始めたルガーニ選手の名前が再び浮上することになっているのです。
ユベントスにとって厄介なのは「1月の移籍市場でルガーニ選手を完全移籍で放出することは望み薄」という点でしょう。
21歳のデミラル選手なら、その可能性は大いにあります。しかし、現状のルガーニ選手はユベントスの希望額を満たす完全移籍でのオファーが来る可能性は低く、『オプションが付随した半年間のローン移籍』が現実的です。
プレミア勢ではレスターやアーセナルなどが「センターバックの補強」に動くべき理由を持っています。ただ、どのチームも「冬の移籍市場では大金を投じたくない」が本音でしょう。
したがって、期限付き移籍の形態でチームに加わり、「プレミアリーグで通用するセンターバック」として評価を高めることを狙った方が得られるものは大きいと考えられます。
余剰戦力を迎えた状態で 2019/20 シーズン前半戦を終えたユベントスがどのように選手層のスリム化を図るのかに注目です。