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【移籍のウワサ】 センターバックを5選手抱えることになったユベントスがデミラルかルガーニの放出を検討中?

 メディアセット』によりますと、デ・リフト選手とデミラル選手の獲得でセンターバックを5選手擁することになったユベントスがデミラル選手かルガーニ選手の放出を検討しているとのことです。この判断は「問題あり」と言わざるを得ないでしょう。

画像:放出の噂が出ているデミラルとルガーニ
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■ ターンオーバーに消極的なサッリ監督の下では「センターバック5選手」は多い

 2019年7月26日現在、ユベントスは CB を5選手擁しています。3バックと4バックを併用するアッレグリ監督なら、「適切な選手数」と言えるでしょう。

 しかし、サッリ監督は「4バックのみ」で戦う指揮官ですから、CB を5選手も抱えている必要はありません。

 CB の序列が5番手の選手は出場機会が極めて限定されることでしょう。そのため、序列5番手であろうと目されているデミラル選手かルガーニ選手を放出することで移籍金を手にすることを目論んでいるとの報道が出ているのです。

 

■ 2021年以降を見据えると、デミラルもルガーニも放出すべきでない

 獲得に多額の移籍金を投じていないデミラル選手やルガーニ選手を放出すると、ユベントスのクラブ会計には「大幅なプラス」を計上することが可能になります。

 短期的には「放出は合理的」と言うことは可能です。しかし、2021年以降を見据えると、この判断は適切とは言えない状況に陥るリスクがあるからです。

表: 2021/22 シーズン開幕時の想定
デ・リフト(21) 8月の誕生日に22歳を迎える。3年目(= 2021年7月1日?)以降に契約解除条項が発生する
キエッリーニ(36) 8月の誕生日に37歳となる。戦力として計算できるかが不透明
ボヌッチ(34) キャリア晩年に差し掛かり、主力 DF の座が危うくなっている可能性が大

 デミラル選手やルガーニ選手よりも “現時点の序列” が上と目される選手はいずれも「2021/22 シーズン以降に主力として計算できなくなる可能性が大きい」のです。

 おそらく、バルセロナがピケ選手の引退時期が近づいた段階でデ・リフト選手を引き抜くために動き出すでしょう。

 その頃にはキエッリーニ選手やボヌッチ選手も「引退」が現実味を帯びているはずです。そうなってしまうと、ユベントスで計算できる先発 CB が「デミラル選手かルガーニ選手の売却されなかった方だけ」になってしまいます。

 したがって、両選手ともに放出すべきではないと言えるのです。

 

 もし、CB を放出するなら、ハイラインを設定することに難を抱えるボヌッチ選手にすべきです。しかし、主将の腕章を託されるほどの信頼を得ているため、ボヌッチ選手が放出される可能性は低いと思われます。

 ユベントスのフロントが人員過剰気味になりつつある CB 陣をどのように整備するのかに注目です。