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ユベントス、過去10年で移籍市場に資金を投じたクラブの第5位になる

 スイスに拠点を置くサッカー専門の調査機関『CIES』が過去10年で移籍市場に投じられた金額のランキングを作成していましたので、概要を紹介いたします。ユベントスは5番目に金額を投じたクラブとしてランクインしています。

画像:CIES - Football Observatory

 発表された主なランキングは下表のとおりです。

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表:2010〜2019年の移籍市場への投資額(カッコ内は19年夏)
投資額 受取額 残高
マンチェスター・C € 1638m
(€ 177m)
€ 492m - € 1091m
バルセロナ € 1525m
(€ 256m)
€ 726m - € 720m
チェルシー € 1428m
(€ 118m)
€ 868m - € 395m
PSG € 1392m
(€ 150m)
€ 453m - € 901m
ユベントス € 1272m
(€ 186m)
€ 787m - € 414m
マンチェスター・U € 1265m
(€ 163m)
- € 833m
レアル・マドリード € 1236m
(€ 324m)
€ 763m - € 425m
アトレティコ € 1110m
(€ 329m)
€ 754m
リバプール € 1075m € 716m - € 285m
インテル € 968m
(€ 212m)
- € 391m

 

 ユベントスが2010夏から2019年までに投じた移籍金は12億7200万ユーロとのこと。これは全体で5番目に入る数字です。ちなみに今夏に投じた金額は1億8600万ユーロ。これも全体で5位に入る値となっています。

 一方でユベントスは「売る側」という一面も持っており、7億8700万ユーロの収入額はモナコとチェルシーに次ぐ3位に付けています。これはポグバ選手やビダル選手などが残した移籍金が大きく寄与していると言えるでしょう。

 近年のサッカー界は放映権料の高騰によるインフレが進行しています。このタイミングで『拡大路線』へと舵を切ったユベントスが移籍市場で大金を落としているのは想定内です。

 ただ、赤字を計上し、クラブ経営の先行きに不安が生じるようでは本末転倒です。“オイルマネー” という後ろ盾を持つクラブと移籍金の投入額で張り合う経営方針は控えるべきでしょう。

 

 クラブを強くして行くためにユベントスのフロント陣が適切な資金の使い方ができるのかに注目です。