ユベントスは公式サイト上でアヤックスからマタイス・デ・リフト選手を移籍金7500万ユーロで獲得し、5年契約を締結したと発表いたしました。
発表されたプレスリリースは以下のとおりです。
アヤックスとの合意事項
トリノ、2019年7月18日 ー ユベントス・フットボールクラブは AFC アヤックスとの間で選手マタイス・デ・リフトの登録権を5年分割7500万ユーロで獲得することで合意に達したことを報告いたします。また、付随費用は1050万ユーロです。
ユベントスは同選手と2024年6月30日までの5年契約を締結いたしました。
デ・リフト選手は1999年8月生まれの19歳。若手の中で “最も成熟している CB” であることは証明済みであり、「プレースタイルなどに改めて言及する必要すらない選手」と言えるでしょう。
ユベントスがアヤックスに支払った移籍金は7500万ユーロ。当初からアヤックス側が要求していると報じられていた金額であり、ユベントス側が折れる形となりました。
なお、付随費用として言及されている1050万ユーロは「ライオラ代理人への支払い」に該当するのではないかと考えられます。
プレスリリースでは言及されていませんが、推定1億5000万ユーロの契約解除条項が付随している模様とイタリア・メディアは報じています。ただ、「有効になるのは3年目(= 2022年の夏)以降」と噂されています。
デ・リフト選手と5年契約を締結しているユベントスは年1500万ユーロの減価償却を行う必要があります。3年目に条項を発動されると減価償却費の残額は4500万ユーロですから、「1億ユーロのプラス」を会計上は記録することが可能です。
1億ユーロの収益を記録できる可能性があるから、ユベントスは「妥協」を選択したのでしょう。
デ・リフト選手がサッリ監督のスタイルに適応し、移籍金に見合ったパフォーマンスを見せることができるのか。アジア・ツアー中にお披露目されるであろう試合でどのようなプレーをするのかにも注目です。