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ユベントスと Cygames のスポンサー契約は「1年前倒しで打ち切り」になっているのでは?

 ラビオ選手が加入したユベントスですが、Cygames 社とのスポンサー契約が「期間を前倒しにして打ち切り」になっている可能性があります。経営的な痛手となるだけに状況が気になるところと言えるでしょう。

画像:Cygamesのロゴが消えたラビオの加入会見
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■ Cygames とユベントスの契約は2020年6月まで

 スマホゲームを手がける Cygames は2017年7月にユベントスとスポンサー契約を締結。契約期間は「2020年6月末までの3年間」と発表されていました。

 ただ、現地2019年7月2日にアリアンツ・スタジアムで行われた「ラビオ選手の入団会見」で Cygames のロゴが全く露出していなかったのです。

 「公式ユニフォームの背中部分」に『Cygames の企業ロゴ』が掲載されているはずなのですが、ラビオ選手がパラティーチ CFO とネドベド副会長と背番号25をお披露目した場面では見ることができません。

 また、背景に表示されているスポンサー群の中にも『Cygames のロゴ』は確認できないのです。これは「2019年6月30日を持って、ユベントスとのスポンサー契約が打ち切った可能性がある」と言う根拠になるでしょう。

 

■ ユベントス公式サイトの「パートナー」から Cygames の名前が消えている

 現に、ユベントスの公式サイトに掲載されている「パートナー」の中から Cygames の名前が消えています。

画像:ユベントスの主要公式パートナー(2019年7月2日時点)

 契約が有効であるなら、「スポンサーの企業広告を消す」ということはあり得ません。しかし、2019年7月2日現在で Cygames のロゴはユベントスの公式サイト上から消えているのです。

 Cygames からのプレスリリースは(現時点では)ありませんが、スポンサー契約を1年前倒しで打ち切っている可能性は十分にあり得るでしょう。

 (Cygames 社がイタリア国内で行政処分を受け、ユベントス側が危機管理を理由に企業ロゴの掲載を拒んだ可能性もある)

 

■ 「投資分が回収できていない」と判断すれば、契約の早期打ち切りは経営的に正しい

 Cygames がユベントスへのスポンサー契約を打ち切る理由として考えられるのは「投資分の回収が見込めない」というものです。

 「ユベントスの公式ユニフォームの背中部分にスポンサー広告を掲示する契約」を締結していますが、これはイタリア国内の大会(= セリエAやコッパ・イタリア)に限定されます。最も注目度の高い UEFA チャンピオンズリーグでは掲載不可のため、伸びシロが残されていません。

 しかも、「ロナウド選手が加入」という現時点で考えられる “露出が最大化するカード” が切られた状態です。

 2018/19 シーズンで Cygames が記録した売上高が思わしくなければ、「2019年6月末でスポンサー契約を打ち切る」という判断は Cygames の経営的に「正しい」ことです。

 一方で、ユベントス目線では「スポンサー収入を失う」という損失を被ることになります。スマホゲームは「広告効果の測定が比較的容易」であり、それによる “授業料” を支払うことになっている可能性があります。

 

 クラブの重要な収益源であるスポンサー収入がどのようになっているのかにも注目です。