フランス代表の一員としてカタールW杯に臨むラビオ選手が『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じ、「今はW杯に集中している」と言及しています。ラビオ選手は急いで来季の所属先を決める必要はないため、去就報道が続くことになるでしょう。
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ラビオ選手は1995年4月生まれの27歳。2019年夏にフリーでユベントスに加入し、今季は4年契約の4年目です。
今シーズンはラビオ選手は覚醒した状況にあり、公式戦16試合で5得点2アシスト。現行契約が満了する来夏は「選手側が所属先を選べる状況」になることが有力です。
したがって、ラビオ選手がガゼッタ紙のインタビューで「今はW杯に集中している」や「ポグバやキエーザが戻ってくるのでスクデット争いで挽回は可能」など今シーズンに集中するコメントを残すのは自然な流れでしょう。
ユベントスが現時点で保有権を持つ中盤 MF と契約期間は下表のとおりです。
22/23 | 23/24 | 24/25 | 25/26 | |
---|---|---|---|---|
Pogba (29) | €8m | €8m | €8m | €8m |
Rabiot (27) | €7m | |||
Paredes (28) | €5m | * | ||
Locatelli (24) | €3m | * | ||
McKennie (24) | €2.5m | €2.5m | €2.5m | |
Fagioli (21) | ? | ? | ? | ? |
Miretti (19) | ? | ? | ? | ? |
22/23 | 23/24 | 24/25 | 25/26 | |
Arthur (26) | (LIV) | €5m | €5m | |
Zakaria (25) | (CHE) | €3m | €3m | €3m |
Rovella (20) | (MON) | ? |
ユベントス側もラビオ選手側も「契約延長交渉を急ぐ必要がない」という奇妙な状況にあります。
- ユベントス:
- 後半戦から復帰予定のポグバが『ラビオ級のパフォーマンス』を示すと好都合
- 年俸交渉の材料になり、ラビオが退団を選択しても生じる穴は限定的で済む
- ラビオ:
- 今季前半戦でのパフォーマンスで真価を実証
- 現時点で自身を安売りする必要がない
「チャンピオンズリーグで優勝候補と互角に戦えるチーム力」と「居心地の良さ」で有力選手を引き止める必要があるだけにまずは『ピッチ上での結果』が問われることになるでしょう。
ラビオ選手には “充実にしたカタールW杯” を過ごしてもらい、その流れをクラブに持ち帰って来て欲しいと思います。