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【移籍のウワサ】 PSG のラビオがフリーでユベントスに加入することが目前?

 スカイ・イタリア』によりますと、PSG との契約が6月に満了するラビオ選手のユベントス入りが目前に迫っているとのことです。移籍金なしでの獲得となりますが、どのポジションで起用するかが問題と言えるでしょう。

画像:2019/20 シーズン以降の所属先が注目されているラビオ
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■ アドリアン・ラビオ選手の特徴

 ラビオ選手は1995年4月生まれの24歳。フランス・サン=モーリス出身で PSG の下部組織で頭角を現した左利きの MF です。

 特徴は「長身(= 192cm)のテクニシャン」と言えるでしょう。左のインサイドハーフが PSG での主戦場で、ドリブルによる推進力とパスセンスに秀でた選手です。また、レジスタの位置でゲームメイクもできる非凡な才能を有しています。

 ただ、その一方で「監督やクラブ上層部との衝突が多い」という問題点もあります。

 「ロシアW杯の予備登録は拒否する」とフランス代表のデシャン監督にメールし、一悶着を起こしたこともあります。(これはラビオが PSG でマテュイディからポジションを奪取したという経緯を踏まえるがある)

 そのため、問題児の扱いに長けた指揮官でなければ、思わぬ弊害を引き起こすリスクがあると言えるでしょう。

 

■ ラビオ選手を中盤のどのポジションで起用するのかという問題

 また、ラビオ選手のポジションも問題となるでしょう。なぜなら、中盤 MF は現時点で6選手が登録されている状態だからです。

表:MF 陣のサッリボールへの適正度
8番 10番 4番 8番 10番
ピアニッチ    
ケディラ      
マテュイディ      
エムレ・ジャン  
ベンタンクール
ラムジー      
ラビオ    

 ラビオ選手に最も適しているのは「左サイドでの『10番』の仕事」です。PSG で評価を高めたポジションですし、このポジションで起用すべきでしょう。

 ただ、現時点で中盤 MF は余剰気味です。「テクニックを持った長身 MF」が不在なだけで、「テクニックを持った MF」や「長身 MF」は在籍しています。そのため、獲得に疑問符が付いてしまう選手と言えるでしょう。

 

 ケディラ選手やマテュイディ選手が30歳を超えているため、若返りが必要になっていることは事実です。しかし、エムレ・ジャン選手やベンタンクール選手という若手が在籍中という現実もあります。

 ユベントスのフロント陣が「それでもラビオ選手の獲得は必要」と判断し、獲得にこぎつけるのか。ラビオ選手の去就の行方に注目です。