『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスが来夏に現行契約が満了するケーン選手をデ・リフト選手獲得のために組み込む可能性があるとのことです。ただ、ユベントスの思惑どおりに事が運ぶ確率は低いと言えるでしょう。

PR
ケーン選手とユベントスの現行契約は2020年6月まで。クラブ内育成選手であるケーン選手との契約を延長しなければならない状況にあるのですが、停滞する形になっています。
その最大の理由は「2019/20 シーズン以降の起用方法」でしょう。
システムに固執しないアッレグリ監督は “落とし所” を見出すことに長けた指揮官でしたが、サッリ監督は真逆です。メンバーを固定して戦う傾向が強く、出場機会を求めて移籍先を模索する動きが出ることは自然な流れと言えるでしょう。
移籍先として名前が出ているのはアヤックスやエバートンと言った昨夏から出ていたチームです。アヤックスはデ・リフト選手がいますので、トレードという形で組み込みたい考えがユベントスのフロント陣にはあると考えられます。
- メリット:
- 「ケーン選手の評価額」の分だけデ・リフト選手の移籍金を値引きできる
- ケーン選手は出場機会を得られる可能性が大
- デメリット:
- ユベントスは「期限付き移籍」か「買い戻しオプションの付随」を望んでいるが、代理人は難色を示す
- クラブ内育成選手が1人減る
- 移籍先で素行が悪化する恐れがある
昨夏も似た状況にありましたが、その際はケーン選手が最終的に残留を決断しました。今夏は「監督が違う」という大きな相違点があるため、これが大きな影響を与える可能性があります。
ケーン選手が残留を選択するにしても、代理人のミノ・ライオラ氏が「移籍の可能性」を匂わせつつ、良い契約条件を引き出そうとすることでしょう。ユベントスのフロント陣がケーン選手のどのような内容をオファーするのかに注目です。