『ガゼッタ・デッロ・スポルト』や『スカイ・イタリア』によりますと、マテュイディ選手が今夏にアメリカ MLS のインテル・マイアミに移籍する可能性が急浮上とのことです。ポゼッションには不向きのため、現実味はあると言えるでしょう。
マテュイディ選手は1987年4月生まれの33歳。2017年夏に3年契約で PSG からユベントスに加入したフランス代表の MF です。
タイプとしてはケディラ選手やエムレ・ジャン選手と同様の「典型的な汗かき役の『8番』」で、アッレグリ監督から高く評価されていた選手です。ただ、ポゼッション志向の強い監督にとっては “ボールの扱いに長けたタイプではない MF” は重用しにくいため、序列が下がる運命にありました。
ユベントスは 2019/20 シーズンの後半戦に『1年間の延長オプション』を行使していたものの、「ラビオ選手の控え」は揺るぎなかったのでしょう。そのため、契約が残り1年となったマテュイディ選手と袂を別つ決断をしたのだと思われます。
なお、マテュイディ選手の移籍先として噂されているのはアメリカ MLS の新興チームであるインテル・マイアミです。元サッカー選手のデビット・ベッカム氏がオーナーに名を連ねているチームとして聞いたことがある人もいるでしょう。
MLS の新シーズンは8月末から開始されるため、今が補強のタイミングです。
ユベントスはクラブ経営的には移籍金を手にしたいところですが、おそらく契約解除になるでしょう。マテュイディ選手の減価償却は完了していますし、年俸分の経費削減ができることは悪い話ではないからです。
ちなみに、マテュイディ選手はフランス・パリでのメディカルチェックを行った後に移籍が正式発表されると一部で報じられています。噂が現実のものとなるのかに注目です。