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パラティーチ CFO、ネドベド副会長に続き「(アッレグリの後任に対する)明確な考えはある」とメディアに言及

 フェアプレーを讃える『プレミオ・ジェントルマン』の授賞式に出席したパラティーチ CFO が壇上で、「(後任のついての)明確なアイデアはある」と述べたと『スカイ・イタリア』が報じています。ただ、アイデアを実行する許可が得られるかは不透明と言えるでしょう。

画像:授賞式に出席したパラティーチCFO
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■ ネドベド副会長に続き、パラティーチ CFO も同じ趣旨の発言を行う

 5月20日にミラノで行われた『プレミオ・ジェントルマン』の授賞式に出席したパラティーチ CFO は壇上で「忍耐が必要。評価は行っているが、私達は明確なアイデアを持っている」と述べています。

 これは19日に行われたアタランタ戦の試合前インタビューでネドベド副会長が『スカイ・イタリア』に語った内容と同じです。そのため、パラティーチ CFO とネドベド副会長の “考え” は一致している可能性が高いと言えるでしょう。

 しかし、それだけでは不十分です。なぜなら、最終的な決定権を持っているアニェッリ会長の承認を得ることができなければ、アイデアを具現化することはできないからです。

 

■ 「アッレグリ解任、コンテ再登板」のシナリオを描いていた可能性

 パラティーチ CFO とネドベド副会長のラインで見え隠れするのは「ユベンティーノ」という価値観です。

 前任のマロッタ GM は「プロフェッショナルでユベンティーノだったことは1度もない」とネドベド副会長が回顧しています。そのため、「アッレグリ解任、コンテ再登板」のシナリオを現フロント陣が描いていた可能性は十分にあるでしょう。

 ただ、コンテ氏は “喧嘩別れ” の形でチームを一方的に離れており、最終的な決定権を持つアニェッリ会長の心象が良いとは考えにくい状況です。

 「フリーの立場にあるコンテ氏にコンタクトを取ったこと」の可能性を示唆する発言すら行っていないのですから、アニェッリ会長の『コンテ再登板に対する拒否権』が発動されている可能性があると思われます。

 その結果、「明確なアイデアはある」と発言するに留まっているとも言えるでしょう。

 

 現フロント陣に要求されているのは「アッレグリ監督を解任するだけの価値があると言える指揮官を後任に据えること」です。「会長が後任候補を拒否するとは思ってなかった」では話にならないため、フロント陣が相応の監督を就任させることができるのかに注目です。