『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などによりますと、出場機会を求めて移籍を希望しているベナティア選手の代役にマルティン・カセレス選手など経験豊富なベテラン勢がリストアップされているとのことです。移籍期間が残り1週間となった中での選手の入れ替えが起きるのかに注目です。
ベナティア選手はユベントスに電撃復帰したボヌッチ選手の影響を受け、出場機会を激減させました。31歳という年齢に加え、現行契約が2020年の夏までであり、出場機会を求めて移籍を希望することは自然な流れと言えるでしょう。
冬の移籍市場が始まる前の時点では「ベナティア選手の放出」にユベントスは消極的でした。
ただ、実際に市場が開くと態度は軟化。移籍市場が残り1週間に迫った頃から移籍の報道が活発になり、カセレス選手(ラツィオ)など経験豊富な DF を獲得することでの選手の入れ替えが噂されています。
獲得候補として様々なベテラン選手の名前が出ていますが、カセレス選手が理想的と言えるでしょう。
- ベナティア選手と同じ31歳で、今後 2〜3 年はトップレベルのプレーが期待可能
- ラツィオとの現行契約は今季で満了(※ オプション付随)
- 今季はラツィオで出場機会に恵まれていない
→ 今週末の27日に対戦するため、交渉の場を持てる - DF なら、CB でも SB でも左右に関係なく起用可能
- 2015/16 シーズンまで通算6シーズンに渡ってユベントスに在籍
ユベントスに所属した経験があり、DF として計算ができる選手です。契約満了とともにチームを離れることが決定していた中でアキレス腱を断裂した試合がユベントスでのラストマッチとなっており、ティフォージから反感を買う心配はありません。
「主力選手」としての立場を保証することは難しいですが、「経験豊富なベテランの控え選手」として重宝される立場をカセレス選手が受け入れているのであれば獲得に乗り出すべきと言えるでしょう。
“不満分子” と化しつつあるベナティア選手の処遇をどうするのか。SB でもプレーできるカセレス選手を獲得すれば、スピナッツォーラ選手を期限付き移籍させることも可能になるだけに移籍市場の最終盤での動きに注目です。