1月30日に行われた 2018/19 コッパ・イタリア準々決勝アタランタ戦に敗れたユベントスは大会敗退となりましたが、キエッリーニ選手が負傷離脱したため、「CB の緊急補強に乗り出すのではないか」と『メディアセット』が報じています。
2018/19 シーズンは CB を5選手登録する陣容でスタートしたユベントスですが、「ベナティア選手の移籍」と「故障者続出」で CB を本職とするのはルガーニ選手だけになってしまいました。そのため、“残り1日” となった冬の移籍市場での緊急補強が報じられることになっているのです。
以下の選手の名前が出ていますが、獲得は容易ではないでしょう。
- ブルーノ・アウベス(37、パルマ)
- パルマが冬の市場での移籍に否定的
- 2月2日にユベントス対パルマ
- インテルも獲得に関心を示す
- ドマゴイ・ヴィダ(29、ベシクタシュ)
- 2022年までの契約が存在
- ローマが関心を示し、動いている
- アンドレアス・クリステンセン(22、チェルシー)
- 2022年までの契約が存在
- チェルシーのクラブ内育成選手
- 「控え」であり、期限付き移籍なら可能性はあるかも
また、仮に獲得が成功したとしても、カセレス選手と同じで「チーム(の守備戦術)に適応する時間が必要」なのです。アトレティコとのチャンピオンズリーグでの起用は現実的に計算しにくく、難しい判断を迫られることになるでしょう。
そもそも、“センターバック・クライシス” が発生した要因はアッレグリ監督の起用方法も要因の1つです。
- ボヌッチ:88%
- キエッリーニ:68.1%
- ベナティア:24%
- ルガーニ:20%
- バルザーリ:8.8%
ミランから出戻ったボヌッチ選手をシーズン前半戦の 88% もの時間で起用すれば、歪みが生じます。後半戦を踏まえると 70% 台前半の数値に抑えるべきでしたし、キエッリーニ選手は 60% 台前半の数値になっているべきでした。
それによって浮いた分をベナティア選手とルガーニ選手で主に分け合っていれば、ベナティア選手が冬の移籍市場で出場機会を求めてチームを離れる可能性は低かったと言えるでしょう。
しかし、実際には昨シーズンのピアツァ選手と同じ立場に置いてしまい、チームの首を絞める結果になってしまいました。この点を改善しない限り、同じ問題が繰り返し起きると予想されます。
ユベントスのフロント陣が “パニック・バイ” に出るのか。残り1日となった冬の移籍市場での動きに注目です。