『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、チェルシーの新監督にマウリツィオ・サッリ氏の就任が濃厚になっているとのことです。その場合、ルガーニ選手の獲得に本腰を入れると報じられており、ユベントスは決断を迫られることになるでしょう。
チェルシーの新監督就任が頓挫したと見られていたサッリ・ナポリ前監督ですが、合意に近づいているとガゼッタ紙は報じています。その場合、チェルシーはサッリ監督の希望でルガーニ選手の獲得に乗り出す可能性があるとも伝えている状況です。
ルガーニ選手はエンポリの下部組織出身で、サッリ監督がエンポリを率いていた時にトップチームで大きく成長しました。
ユベントスに移籍後はシーズンごとに出場時間を伸ばしているのですが、期待されたほどの成長曲線を描くことはできていない状態です。サッリ監督はルガーニ選手をナポリに何度も引き抜こうとしていましたので、再チャレンジする可能性はあると言えるでしょう。
ユベントスはルガーニ選手の獲得オファーに対しては一貫して「NO」と返答して来ました。ただ、『クラブ内育成選手』ではないルガーニ選手の重要度がそれほど高くないことも事実です。
- ルガーニ選手は『協会内育成選手』
→ カルダーラ選手と同じ - ユベントスはユース時代にルガーニ選手の保有権を得ているため、売却による経営面での貢献度は大きい
- カリアリに移籍したロマーニャ選手が『クラブ内育成選手』
チャンピオンズリーグの登録枠を考えると、「ルガーニ&カルダーラ」の CB コンビより、「ルガーニ(or カルダーラ)&ロマーニャ」の方が理想的です。したがって、伸び悩みの印象があるルガーニ選手に移籍話が報じられることになるのでしょう。
そのため、ルガーニ選手の代理人が「来季の立ち位置」をユベントスのフロント陣に確認する姿がメディアにキャッチされているのだと考えられます。
現状は「(サッリ新監督となることが濃厚な)チェルシーからの関心がある」という段階でしょう。
ルガーニ選手は「ビルドアップ時の技術」を確立させることで1つ上のレベルに到達する訳ですから、「サッリ監督の下でチャレンジする」という決断を下す可能性を否定することはできません。
チェルシーの監督人事の行方にも注目する必要がありそうです。