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ジョルジーニョの代理人、チェルシーでの立場が悪化する前に “助け舟” の準備を希望するコメントを残す

 トゥット・スポルト』によりますとジョルジーニョ選手の代理人が「移籍市場では何が起きるか分からない」とコメントし、移籍に含みを持たせたとのことです。可能性は低いですが、状況は注視する必要はあるでしょう。

画像:去就が注目され始めているジョルジーニョ
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■ コメント元は『トゥット・メルカート・ウェブ』

 『トゥット・スポルト』が報じた記事の “元ネタ” は『トゥット・メルカート・ウェブ』が今月19日に報じたジョルジーニョ選手の代理人にインタービューをした内容です。

ジョアン・サントス氏:
「チェルシーは選手と4年契約を結んでいます。選手を(トリノに)連れて行くことに興味があるのかを知るために数日間待つことにしましょう。

 ナポリ在籍歴が障壁となるか?いえ、ジョルジーニョはプロフェッショナルです。

 今日、ジョルジーニョはチェルシーでハッピーです。彼は素晴らしい環境を見つけましたし、私達は彼がどこかに行きたがっていると言うことはできません。ですが、市場では何だって起こり得ます。待ちましょう」

 

■ 代理人が「ジョルジーニョ選手を移籍させたい」と思うのは当然

 ジョルジーニョ選手の代理人が「選手を移籍させたい」と思うのは当然です。これは来季のチェルシーでジョルジーニョ選手の序列が下がることが濃厚だからです。

 サッリ監督はレジスタとしてプレーする『4番』に守備力を全くと言っていいほど要求していません。(代わりに「ボールを素早く動かし続けること」を最優先プライオリティーとしている)

 それにより、フィジカル自慢が多いプレミア勢に中央突破を許す機会が激増し、ファンから批判を招く要因となっています。そのため、新監督は『4番』のポジションにカンテ選手を起用し、アンカーとして「中央を固めてボール奪取」を期待することでしょう。

 良くて「ダブルボランチの一角」、悪ければ「ベンチメンバー」が予想されるのです。代理人が「移籍」に向けた “助け船” の派遣を要請するようなコメントを残すのは自然なことと言えるはずです。

 

■ ユベントスは「ジョルジーニョ獲得」には動きにくい

 サッリ監督が「ジョルジーニョ獲得」をフロント陣に要請したとしても不思議ではありません。しかし、ユベントスが動く可能性は低いでしょう。

 理由はピアニッチ選手がいるからです。ピアニッチ選手は『4番』としてプレー可能ですし、ジョルジーニョ選手がチェルシーで苦しんでいる守備についても「一日の長」があります。

アッレグリ監督が『4番』に要求していた内容
  • 守備時の中盤2人と前線3枚を統率できるカリスマ性
  • 相手にかわされず時間をかけさせる
  • チームに時間を与えるためのテクニック
  • 球離れの良さと攻撃の基準となるためのポジショニングセンス
  • キックの精度

 ジョルジーニョ選手が「中盤2人と前線3枚を守備時に統率できるカリスマ性」を身に付けるより、ピアニッチ選手が「サッリ監督の哲学を反映してボールを素早く動かす」ことを習得する方が短期間で完了すると考えられます。

 また、ピアニッチ選手の代理人はラマダニ氏です。サッリ監督とチェルシーの契約解除をする際に仲介を依頼しておきながら、最重要顧客のチーム内序列を下げる動きは褒められるものではありません。

 したがって、ピアニッチ選手から「『10番』でプレーしたい」との要求がない限り、ジョルジーニョ選手の補強に乗り出すべきではないと言えるでしょう。

 

 ユベントスのフロント陣が「バランスの取れた補強と放出」をすることができるのかに注目です。